大英博物館は収蔵品を返還するのか?パルテノン神殿もギリシャへ返還?
おじさん欧州15日一人旅ヨーロッパ編 #4 アップロードしました。
前回はロンドンパスを使ったのに高すぎでロンドンの鬼物価を実感しました。なんせ一日パスで100ポンド(約二万円)ですからね。
今回は無料で楽しむロンドン編。大英博物館はじっくり見るのは初めてですが、最高すぎでした。これが無料なのは本当にすごい。
本当に見所だらけですが、大英博物館に行くとほとんどの人が見ていて変な気持ちになります。わざわざ説明しなくてもかっぱらって来たものばかりですから。
大英博物館が泥棒博物館と揶揄されるのも分かります。
ネレイデス・モニュメント
トルコから出土した神殿風の墓
こんなの良く持ってきたね。一旦分解して組み立てたのかな?
またパルテノン神殿のようにどう考えても持ってこれないものは部分的に削り取って持ってくるという。
これなんか頭がなくて痛々しい。
ところでこれらを盗まれた国が黙っている訳ではなく、返還要求をしている国は多い。それをイギリスはずっとのらりくらりと適当な言い訳でかわしてきたのですが。
最近は「返すべき」という潮流に変わってきたようです。
Wikipediaの「文化財返還問題」によると、フランスがベナンに文化遺産を返還する例が載っています。
ベナンフランス大統領エマニュエル・マクロンはアフリカの文化財返却に関してフェルウイン・サー(英語版)とベネディクト・サボワ(フランス語版)に調査を委託した。2018年、アフリカの文化遺産の返還に関する報告書(英語版) (Rapport sur la restitution du patrimoine culturel africain)を受けてマクロンはフランスの旧植民地ベナンに由来する文化遺産26点をフランスからベナンに返却することに同意した。返却はすぐには実現しなかったが、フランスは2021年までに完了すると宣言した。
実際に返還したみたいですね。
また、パルテノン神殿からイギリスが略奪したもの、いわゆる「エルギン・マーブルズ」も返還するのでは?という動きもあるようです。
まあ、一つ返せば、うちもうちもとあらゆる国が続くことは明白なので時間はかかると思いますが。
ただ、一昔前の「イギリスが本当に返還する訳ない」から随分潮流が変わってきたようです。今後も注目していきたいと思ます。