紅葉見頃！青梅「御岳山」ハイキング 御岳神社 ロックガーデン 七代の滝 天狗岩 グルメ
今回の内容
紅葉の名所 御岳山 (みたけさん) と行くことになった経緯
御岳山をご存知ですか？
Wikipediaから引用させて頂きます。
御岳山（みたけさん）は、東京都青梅市にある標高929mの山である。武蔵御岳山とも呼ばれる。古くから山岳信仰の対象となっており、山上には武蔵御嶽神社が建立されている。
こちらは「おんたけさん」ではなく「みたけさん」と読むのですね。
最近旅YouTuberを目指し？ジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket 3」を購入しました。最近発売されたものです。
自分はビデオカメラの類を買うのは全くの初めて。まずは、国内で練習。紅葉なんて格好の練習台？ということで、親友のQちゃんを練習に付き合わせようと11月下旬に紅葉狩りを計画。
ベタに秋川渓谷か奥多摩あたりかな？と思っているとQちゃんが提案してきたのが御岳山。全く名前を知らなかったのですが、知る人ぞ知る紅葉の名所なんだとか。
忙しい社会人のQちゃんに合わせて11月23日の勤労感謝の日に決定。しかし数日前になってトラブル発生。Qちゃんは当日大阪出張になってしまいます。まだ若手みたいな働き方しとるんか。
Qちゃんが行かないなら他の日でも良いですが、当日は立川駅9時7分発のホリデー快速おくたまに乗る予定でした。この名前からすると平日は走らなそう。
また、紅葉ガイドでは御岳山は今が見頃とあります。ということで言い出しっぺがいない以外は当初の予定通り立川駅からホリデー快速に乗り込むことにしました。
立川駅－御岳駅－バス－ケーブルカー－御岳山駅
ホリデー快速 おくたま5号は新宿発青梅行き。立川からは混んでいて座れないかな？と思っていたのですが運良く座れました。まあ、普通の客も利用するから立川で結構降りましたしね。
しかし、座って前の列を眺めるとほぼ全員トレッキングシューズ。自分が持っている中では一番ハイキングに向いた「New Balance 574」を履いている自分は少し肩身が狭い。
同時に、今日はトレッキングシューズが必要な所は行かないよなと思っていたのですが甘かった。
さて、電車は青梅に到着しましたが、2分後にホーム反対側に止まっていたホリデー快速おくたま85号奥多摩行きに乗り換え。
かつておくたま号は奥多摩行きだったはずですが、青梅－奥多摩間がワンマン運転になったため乗り換えが必要になったようです。だるっ。
ホリデー快速おくたま85号は次の駅が御岳駅。青梅から20分くらい。10時前に駅に着いたのですが。
混雑した青梅線 御岳駅
いやいや皆降りるじゃん！奥多摩まで行かないのかよ。
駅から脱出するだけで一苦労。更にトイレに行ってからバス停を探すとものすごい人の数。
下に御岳渓谷が見えていますが、行列は延々と続いています。
しかし紅葉の名所の感じは既に出てますね。帰りは御岳渓谷に立ち寄ろうと思っいたのですが。
何分並ぶのよ？と思ったところ、バスはピストン輸送でどんどん来ている様子。20分くらいでバスに乗り、10分くらいでケーブルカー下まで到着。
ここからまあまあ急な坂を登ってケーブルカー駅(滝本駅)へ。
KEIO 御岳登山鉄道 滝本駅の混雑
またすげ～並んでる。うむ。
ただケーブルカーもピストン輸送のようで15分くらいで乗車できました。
ただ片道切符600円、往復切符1,130円。当然往復切符を買いたかったのですが、買うタイミングなかったため買えず。
こちらのケーブルカーは京王が運営しておりSuicaが使えたのですが、Suicaは片道利用のみだとさ。まあ仕方ないね。
KEIO 御岳登山鉄道の車両
しかしケーブルカーはすごく急。途中で平均勾配22度は関東一とか行っていたな。結構怖かった。
頂上まで6分。単線ですが、途中線路が分岐してすれ違う場面あり。上から来るケーブルカーとタイミング合わせるの難しいと思うけど、行きも帰りも完璧。流石日本。
KEIO 御岳登山鉄道 御岳山駅
丁度11時くらいに御岳山駅に到着。随分並んだけど立川から2時間でここまで来れるのはすごいね。
ところで木の看板。「山」はイラストで「岳」と「駅」は旧字体という謎ですね。太字で迫力あるけど。
御岳山駅－千本屋
さて、駅からとりあえず神社を目指します。
神社までまあまあ距離があるんだな。
昨日の夜少し動画を見て予習しただけなので、動画だと神社はすぐでしたが。徒歩20分ほどあるようです。
それを見終わったら天狗岩、ロックガーデン、七代の滝などに行く予定。ハイキング気分で行けそうだったので。
整備された道を歩いていきます。
おおっ、紅葉が良い感じ。
かなり良い色合いだけど、これからもっと綺麗な所ありそう。と思ったのですが、後から振り返るとこの日ベストの1つだったかもしれません。
しばらく行くと民宿がありに温泉？らしきものがあるようです。日帰り利用も可能な様子。後で行こう。
しばらく歩くと大きな木の下で皆が写真を撮っています。
御岳の神代ケヤキ（国指定天然記念物）
これが御岳の神代(じんだい)ケヤキ。
幹囲8.2m、樹高約30mの巨木で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に植えたという伝説が伝えられているとか。確かに立派だな。
この欅のあるかなり急な坂を登ると、飲食店街が見えてきます。
ここに「千本屋」と「紅葉屋」という人気店があることは予習していました。帰りに寄ろうかと思っていたのですが、もう食べても良い時間か。
食料は持ってきてないし急遽予定を変更して千本屋に入店。
御岳山 千本屋の外観
名物の御岳そばを食べてきました。
ここから続く険しい？山道を考えるとここで食べたのは大正解でした。
なお、千本屋の詳しい情報は姉妹ブログで。
御岳神社
おおっ、結構階段あるのね。
階段は330段！だそう。
武蔵御嶽神社へ至る石段
最近自転車で鍛えているから楽勝と言いたい所ですが、こんな急なのないからね。結構疲れました。
こちらの武蔵御嶽神社、なんと創建は紀元前。
崇神天皇7年（紀元前91年）の創建とされ、天平8年（736年）に行基が蔵王権現を勧請したといわれる。
すごいな。ケーブルカーを使っても行くのが大変なのに。当時は靴とかどうしていたのだろう？ただ神様はこういう所にいらっしゃいますね。
参拝するのにも行列ができていましたが、これまでからすると楽勝。
紅葉も綺麗でしたね。
長尾平
さて、この後は岩石園(ロックガーデン)に行こうと思っていたのですが。
途中に長尾平なる場所もあるようです。そちらも寄っていくか。
こちらの道は少しハイキングコースぽいですが、まだ道は整備されていてスニーカーでも楽勝です。
少し歩くと長尾茶屋というオープンというか簡易的なカフェがありました。そこを左に曲がると景色が広がり所々に紅葉が見えてきます。ただ、長尾平はどこなの？
かなり奥に屋根付きの休憩所がありました。おそらくここでしょう。
ハイキングという感じでここでシートを引いて食事をしている家族も多かったですね。
しかし、こちらの山。
一部が色づいているのですが。全部紅葉になったりするのかな？それだとすごそうなんですが。それとも緑のは杉？evergreen、常緑樹なのかな？
でも派手でないけど、絵画のような色合いが良いですね。
天狗岩 途中で熊に遭遇？
さて、長尾平からロックガーデン方面へ向かうと整然と立ち並ぶ杉林がなんとも言えない迫力。
パワースポットな雰囲気があります。
そういえば、歩いているとずっと後ろから鈴の音が鳴り響いています。振り返ると鈴を身につけたおじいさん？山登りな方なんでしょうが、2泊くらいできそうなリュックを背負っています。
いくら何でも熊は出ないし大げさだよなと思っていたのですが、森の前方でガサガサ音がしたので見ると黒い物体。まさか熊？
素人は黒い＝熊なんですよね。ビビっていると、「カモシカだ」の声。そうなの？確かによく見ると顔は可愛い。それなら大丈夫か。
こちら「ニホンカモシカ」だそうでう。インスタに写真を載せた所、コメントで教えて貰いました。遭遇するのはかなり珍しいらしくラッキーでした。ただ最初は怖かったなぁ。
これだから都会者はとか言われそうですがこんなもんです。汗。
そして天狗岩に到着。
ここは昨晩見た動画で気になった場所の1つ。確か登れるんだよな。
「ハチの巣注意！」なんて物騒な掲示がありましたが。流石にハチはもういないよね。(多分)
さて、自分も良い年のおっさんなので、冷静に登らないのもありですが、血が騒ぎます。子供の頃からこういうの見ると絶対にチャレンジしたくなるんだよな。
しかし鉄でできた命綱？はあるものの木の根っこを踏みつけながら登っていくのは思っていたよりも大変。帰ったらトレッキングシューズ買わないとなと思いつつなんとか上まで到着。
天狗見てきたぜ、イエーイ。
しかし降りるのもおっかなかった。日頃登山(ハイキング)慣れしてない人は止めた方が良いかも。
そしてロックガーデンの方に進んで天狗岩を見返すと、突き出た岩が。
おおっ、その突き出た鼻が天狗なのか。なるほどな～。
岩石園 (ロックガーデン)
しばらく道を下っていきます。平易なルートでピクニック気分でした。
途中からロックガーデンらしき景色に変わります。
岩に苔がついています。なるほど、この苔が芝なのか。日本人的な発想でないな。多分外国人が付けた名前なのではないでしょうか？
ロックガーデンは長く続きます。まだ先があったのですが、途中の休憩所(トイレあり)で引き返すことにしました。これから七代の滝行くからね。
また、このルートでOSMO POCKET 3で動画を撮る練習をしました。綺麗に撮れていましたよ。
ところで、この先にもまた途中にも枝分かれする道もあり、そこから行ける山も複数あるようでした。
御岳山は勝手に初心者向けと思い込んでいましたが、中級者や上級者でも楽しめる場所なのかもしれません。
ただ、滝を見たら帰るべと気楽に思っていた自分はここからハードな体験をすることになります。
七代の滝
天狗岩から滝まで下っていくのですが、道が整備されておらずまあまあの悪路でした。
でも後から考えるとこの辺はまだ楽勝でした。
滝の音が近づいてきたと思ったら七代の滝に到着。
一応きちんと撮れていますが、滝の周りが人の集団で写真を撮るまで結構時間がかかりました。
まあ悪くないけどよくある滝です。
さてここからが大変。楽をしたければ天狗岩に戻って、行きに来たルートを辿れば良いですが、ここから直接長尾平方面に戻るルートが結果的に最悪でした。
とにかくずっと上りなんです。終わんねぇ。平らなところがないんです。
もっときつい坂もあったのですが、途中からかなり疲れてきて写真を撮る元気がなくなりました。
七代の滝から長尾平まで25分くらいで長尾茶屋付近に到着。登りぱなしで足がつりそう。ふー。
実は行きにこの「長尾茶屋」にビールがあるのは確認していましたが。
こんな季節にビールを飲む奴おるんかと思っていたのですが、長尾茶屋につくなり無性にビールが飲みたくなります。気がつくと真夏でもなかなかないくらい汗をかいています。
黒ラベルは400円。猛暑のおかげで今年の夏は最高に旨いビールをたくさん飲みましたが、間違いなくこれが今年一番美味かった。それにしてもハードなルートだったな。
山香荘
これは風呂に入るしかないと行きに見つけた山香荘を目指します。日帰り入浴ができる民宿です。
神代ケヤキのある急な坂を降りてすぐ。
温泉ではなくラジウム泉？それともラジウム泉だから温泉？よく分からないけどまあ良いか。500円とあるし。
民宿の外観も結構良い感じ。
食事もできるようでした。施設内も雰囲気あります。
この後、奥の受付で入浴したいというと更に奥にお風呂がありました。料金は500円ではなく600円でしたがタオル付き。貴重品は直接預かってもらうスタイル。
風呂は1つだけで少し熱め。ぬるいのが好きな自分ですが、10分くらいしっかりつかっていましたね。このおかげでかなり疲労回復できたはずです。
露天ではありませんが、外の景色を見ることはできました。日帰り利用も良いですが、この民宿は泊まっても良さそうな予感がしますね。
紅葉屋
すごく空腹という訳ではなかったですが、十分に食欲があります。行きも、そして数十分前も行列ができていた紅葉屋に向かいます。グルメブロガー的に行列店は気になるんですよね。
御岳山 紅葉屋の外観
まだ行列はありましたが割とすぐに入れました。ただそこからが長かった。30分以上待ちました。
座敷だったのであぐらですが、足がやや引きつった状態ではかなりきつかったです。
ただ名物のくるみそばや舞茸天は美味しかった。
紅葉屋の詳しい情報は姉妹ブログで。
ここから御岳山駅まで15分くらい歩きます。もうかなり暗くなっていて紅葉も目立たなくなっていましたね。
真っ暗なはずですが、ケーブルカーは綺麗に撮れています。最近iPhoneを15Proにしたのですが、暗所性能がすごな。
ただ実際はこんな感じで真っ暗。御岳駅に着いたのは17時くらいでしたが、御岳渓谷に行くのは諦め帰ることにします。
ただ、運良く少し待ってホリデー快速に乗れたのもあって立川には18時頃に到着。
こんなに近いのか。これなら紅葉の季節以外にもちょくちょく来ようと思いました。わざわざ遠くに行かないくてもこの近辺だけで十分に楽しめそうですね。
