タオルミーナの繁華街「ウンベルト一世通り」を詳しく解説するよ
今回の内容
タオルミーナの繁華街は狭いウンベルト一世通りに集中
タオルミーナの繁華街は全長800メートルほど。短く狭いウンベルト一世通りに人々が集まります。 タオルミーナに来た観光客は100%こちらに立ち寄るのではないでしょうか?【 タオルミーナのウンベルト一世通り [Corso Umberto ]とは? 】
・メッシーナ門からカターニャ門まで800メートルの短く狭いメインストリート
・グルメやショッピングなど店が集中
・小さい教会がたくさん
・通りは石畳で綺麗に整備されている
・レストランにもホテルにも住居にも到るところに花がある
・少し高台にあり、4月9日広場から海を眺めることもできる
・ピークの時間は事実上歩行者天国
中世の町並みが美しく、いるだけで気分が高揚するような通りです。
中世と書きましたが実際は古代ギリシャからという長い歴史を持つタオルミーナ。
タオルミーナの観光客がほとんど行くと思われる「ギリシャ劇場」へもウンベルト一世通りから5分くらい歩いたところにありますし、ウンベルト一世通りでも中世以前を感じる場所があります。
メッシーナ門からカターニャ門へウンベルト一世通りを歩いていみる
メッシーナ門
門に挟まされたウンベルト一世通り。
ウンベルト一世通りのスタートはメッシーナ門からです。
この付近にはバス停もあり、イゾラベッラへ行く時に使うケーブルカーの入り口もこちらから歩いてすぐです。
ちなみに宿泊したホテル イザベラはウンベルト一世通りの中頃にあったので、来た初日、車はメッシーナ門までしか行ってくれず、ウンベルト一世通りの中をスーツケースを引いていくことになりました。
メッシーナはシチリア第三の都市でタオルミーナからもあまり離れていません。近くの都市の名前を自分たちの門の名前に拝借するのは少し珍しい気もしますがどうなんでしょうか?
少し歩くと左側に見えてくる大きな建物がコルヴァイヤ館。コルヴァイヤ一族という中世の貴族の館だったとか。
様々な民族に支配された歴史を持つシチリア。コルヴァイヤ館もアラブ、ゴシック、ノルマンの様式が使われているそうです。
そしてコルヴァイヤ館の正面がエマヌエーレ広場です。
エマヌエーレ広場
左の広場がエマヌエーレ広場です。
朝は静かですが、昼間はこの賑わい。
左側の通りがギリシャ劇場に行く道 (テアートロ・グレーコ通り)で右側がジョバンニ通りです。
ジョバンニ通りをまっすぐに行くとグラニータが美味しいBambarがあります。
この写真はギリシャ劇場からの帰りに撮ったエマヌエーレ広場です。写真には写っていませんが、タクシーはこの辺に止まっていました。(タオルミーナではタクシーは利用しませんでしたが)
コルヴァイヤ館の隣がサンタカテリーナ教会です。タオルミーナはドォーモを含めて大きな教会はなく、このサイズの教会ばかりでした。
ホテルイザベラ (Hotel Isabella)
エマヌエーレ広場から少し歩いた左側に宿泊したホテルイザベラがあります。
設備はイタリアンクオリティで古臭く、色々と不満がありましたが、立地に関しては満点でした。
4月9日広場 (Piazza Quattro Settembre)
ホテルイザベラから少し歩くと4月9日広場が見えて来ます。
タオルミーナの中心はウンベルト一世通りですが、そのウンベルト一世通りの中心が4月9日広場です。
正面に見えるのが時計塔で、その下に見えるアーチ型の門がメッゾ門 (Porta di Mezzo)です。
朝は静かな感じですが、夜はたいそう賑わっていました。
ライブ演奏も盛り上がっていました。
そして、4月9日広場の左側からは海が見えます。ウンベルト一世通りから海が見えるのはここだけだったと思います。
青い海が綺麗です。
夜景はたくさん撮ったのですが、うまく撮れませんでした。とても綺麗だったのに残念。
明らかにiPhone6sよりiPhone8の方が夜景が綺麗に撮れるなったよ、という記事を書いたのですが、被写体によってはまだまだですね。汗。
4月9日広場にある教会がサン ジュゼッペ教会です。こちらには入場しませんでした。
ドォーモ / カッテドラーレ/ 大聖堂
ドォーモ=カテドラーレ=大聖堂 と言えば、町を見下ろせるかのような大きな建物を連想しますが、タオルミーナのドォーモは小ぶりでした。最初はドォーモと気づかなかったほど。
ただよく見ると石造りでなんとも言えない重厚感を感じます。
この付近で旗がはためいていたので思わず写真を撮りましたが、この建物は市庁舎のようです。
シチリア中至るところで見かけた三本足のシンボルはシチリアの州旗です。
州旗にこめられた意味など、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
カターニャ門
そして終点がカターニャ門です。
カターニャはシチリア第二の都市で、今回の旅行でもカターニャ空港を利用しました。メッシーナ門同様に近くの都市の名前を使っています。
サッカーファンなら、メッシーナはかつて柳沢敦や小笠原満男、カターニャは森本貴幸が在籍したチームとして馴染みがあるかもしれません。
話がそれましたがカターニャ門は左右にがっしりと石壁があり、メッシーナ門よりも防衛力が強そうです。かつての強い敵はこちら側にいたのでしょうか?
ウンベルト一世通りで見かけた何気ないけど美しい光景
ベランダに飾られた花
こんな感じで商業施設だけでなく、住居にも花が飾ってあります。到るところに花だらけ。ここまで徹底していると良いですねぇ。
テーブル
メッシーナ門近くの店で見かけたテーブルです。
Bambarもそうでしたが、シチリア風の絵は良いですね。独特の温かみがあって。花とか果物が描かれているのも良いです。テーブルは無理でもこんなデザインの皿は欲しいなぁ。
人面花瓶
ピカソ風?の絵が描かれた花瓶。なんともユーモアがあって良いですね。
路地裏
路地裏がおしゃれでなんとも良い味を出しています。
さて、いかがだったでしょうか?ウンベルト一世通りは今思い出しても印象に残る素敵な場所ばかり。さりげない所に良さを感じるものばかりに囲まれて心が癒やされました。