パレルモ マッシモ劇場裏手にある大人気店「Trattoria Supra I Mura」
今回の内容
パレルモのTrattoria Supra I Mura (トラットリア スープラ・イ・ムーラ) とは?
「Trattoria Supra I Mura」はまたまたシチリア旅行全般のバイブルとして活用させてもらった、小湊 照子さんの「太陽と海とグルメの島 シチリアへ」で推薦されていた店です。
カーポ市場(Mercato del Capo di Palermo)の真ん中付近にありシーフードで有名。特にメカジキの団子の甘酢煮とイワシの団子のトマトソース煮がお勧めだとか。
1週間に渡るシチリア旅行も次の朝出発するのでちゃんとした食事はこれで最後。パレルモの地で今回の旅の最後の晩餐に絶対に外れのないリストランテいやトラットリアを選びました。
Trattoria Supra I Mura の行き方
マッシモ劇場を正面から見て左端に劇場と交差する小さな通りがあります。
このアーチ状のトンネル?を少し抜けた所に店はあります。
少し分かりにくい所にあるという記述もあったので、昼間に場所は確認しておきました。ただそこまで入り組んだ所ではないので問題なくたどり着けると思います。
なお、カーポ市場はもう少し進んで交差する小さな通り沿いのあります。昼の3時くらいに行った時には市場はほとんど閉鎖されていました。
パレルモの3市場に行った話はこちらで。
Piazza Porta Carini, 5, 90134 Palermo PA, イタリア
営業時間、休日に関してはネットで見た全ての情報が違う!ので掲載を控えさせてもらいます。ただ夜は19時半からは間違いなさそう。自分はちょうど開店間際に行きました。
夜は遅くまでやっているようです。
Trattoria Supra I Mura の外観とメニュー
中にも席はあるようでしたが、夏のこの時期はおそらく全員の客が外で食事をしていたと思います。
イタリアのレストランではよくあるように英語はほぼ通じません。メニューに英語がありましたが知らないと分かりづらいと思います。
メカジキの団子の甘酢煮は”Swordfish balls in sweet a sour sauce (Fish cakes)”、イワシの団子のトマトソース煮は”Sarsines balls (Fish cakes)”と記されていました。
後は何を頼むか迷いましたが小湊さんの本に書かれていた店名をつけたメニュー「パッケリ スープラ・イ・ムーラ」とメインに「コトレッタ」を頼みました。
「コトレッタ」は日本で通りの良い呼び方は「仔牛のカツレツミラノ風」。しかしパレルモ風もあってもちろんこちらの店にあるのはパレルモ風 (Cotolettona alla Palermitana)。
日本のとんかつと違い「パレルモ風カツレツ」は焼くのだとか。もちろんパレルモ風は初体験です。
Trattoria Supra I Muraで頂いた料理とドリンク
メカジキの団子の甘酢煮 Swordfish balls in sweet sour sauce (Fish cakes)
団子はどちらもイタリアの家庭料理といった趣でした。
シチリア名物メカジキ。この旅行で食べたのは初めてだったかな?程よく脂がのっていますが、すっきりした味わいです。
イワシの団子のトマトソース煮 Sarsines balls (Fish cakes)
トマトソースもイワシもそれぞれ美味しいのですが、この組み合わせどうかな?イワシが少し苦い感じで個人的にはこのトマトソースは他の魚に合わせたい気がしました。
パッケリ スープラ・イ・ムーラ Paccheri Supra I Mura
パッケリはナポリ発祥のパスタ。これも初めてです。
でかいパスタで食べごたえがあります。ぺったんこの形が面白いですね。
メカジキ、エビ、アサリ、ムール貝、ズッキーニと具が盛りだくさん。ビスタチオとパン粉がふりかかっているのはシチリア風でしょうか?この粉をまぶして食べるパスタは本当に美味しい。
シーフードも美味しく、こちらで1番美味しかったのはこれかな?
ところで日が暮れてかなり遅くなっているのに空が青いです。なんか幻想的というか不思議な気分になります。
「パレルモ風カツレツ」Cotolettona alla Palermitana
結構暑い日なのにスキンヘッドの職人が豪快に肉を火炙りしていました。おそらくそこで火炙りされたコトレッタ・パレルモ風が最後にやってきます。
結構でかいです。
仔牛といってもイタリアは霜降りでなく赤身肉中心。噛んでいくうちにじわじわと旨味が口の中に伝わります。
イタリアの肉は美味しい!というを今回の旅行で再認識しました。
ビラ モレッティ
しかしこのシチリア旅行で何度ビラ モレッティを飲んだことか。
ワインも好きですが、夏のイタリアの乾燥した気候にはビールがとても合います。
日本人の中ではイタリアではワインを飲まないといけないみたいな強迫観念がある人がいますが全然そんな事ないですよ。
気がつくと人が増えています。
それにしてもこれだけ雰囲気のある場所が野外にあるって日本では考えられないですね。
会計は46ユーロほど。
食事はどれも美味しく、リーゾナブルで、雰囲気もよく「Trattoria Supra I Mura」でのシチリア旅行最後の晩餐はとても充実したものになりました。再訪したいな。