車無し稚内観光 4選 宗谷岬・ノシャップ岬・稚内公園・北防波堤ドーム 所要時間、見所、注意点などを詳しく解説

稚内に限らず北海道旅行で車はマストかもしれませんが、自分は今回車無しで4箇所ほど稚内の観光地を訪問してきました。満点とは言えないかもしれませんが、まずまず充実した内容でした。
この記事ではバスや徒歩を利用して稚内観光する方法をまとめました。特に宗谷岬はバスで行けるとはいえハードルがものすごく高いので注意が必要ですよ。
稚内駅から車無しで行ける観光地4選の概略
観光地 | 駅からの所要時間 | 料金 | お勧め度 |
宗谷岬 | バス50分 | 片道1,420円、※往復2,560円 | ☆☆☆☆ |
ノシャップ岬 | バス10分+徒歩5分 | 片道220円 | ☆☆☆☆ |
稚内公園 | 徒歩30分 | ☆☆☆ | |
北防波堤ドーム | 徒歩5分 | ☆☆☆ |
※往復切符は駅前ターミナル窓口にて、記念乗車券を買う必要があります。
宗谷岬
実質バスは一日一便?
日本最北端の地として有名な宗谷岬。自分もまずここに行きたかったのですが、まずは時刻表を御覧ください。
最初の時刻表は稚内発で宗谷岬を経由するバス。本数は1日4本しかありません。
ただ実際はもっと少ないのです。
次に宗谷岬から稚内に向かうバスの時刻表。
そう、なんと14時55分が終バスなんです。ひでー。
前日に稚内に来ていた人は9時39分稚内発のバスも利用可能ですが、札幌発7時半、12時40分稚内着の特急宗谷に乗車した自分にとって、選択肢はただ一つ。13時20分のバスに乗ることです。
宗谷岬までのバスの乗車時間は50分。14時10分に着いたら帰りのバスまで45分しかありません。
宗谷岬へ向かうバスの様子
ということで当日はなんとか13時20分のバスに乗車。
バスを見てお分かりでしょうか?普通のバスです。途中停車駅もたくさんあります。
実際は95%くらいが宗谷岬へ向かう客で乗降はあまりありませんでしたが。
また自分は運良く座れましたが、座れなかったら50分立ちっぱなしです。
宗谷岬の様子
はっきりいって思っていたより地味な場所でした。「あの」記念碑がなければ分からないくらい。
そう、日本最北端の地の記念碑です。
海の先にはサハリンが見えます。
サハリンまで約40キロらしい。それにしても地味な絵です。
このイラストの地図が地味に嬉しかった。
最北端って利尻・礼文は除いて?と思っていたのですがもちろんそんな事はありまえせん。この地図を見て正しく認識します。汗。
反対側には小高い丘がありました。習性で登っていきます。
あれは何だろう?
こちらは旧海軍望楼。なんと戦前はここから海上を監視していたのですね。
さて、のんびりすることもなくバス停に向かいます。まだ14時55分まで10分以上時間があったのですが、座れないと困る。
しかし、皆考える事は同じでバス停にはわんさか人がいました。なんとか座れましたけど。
こんな感じで慌ただしい滞在でしたが、最北端の地を訪問したという栄誉?を得ることができました。
近くにある「白い道」も行きたかったけど、これは車がないと難しいかもでした。
ノシャップ岬
稚内にあるのがノシャップ岬。名前が似ている納沙布岬は根室ですね。
こちらは駅からバスが15~20分おきに運行しています。
稚内からノシャップ岬は距離は5.5Km。時間がたっぷりある人なら徒歩もありかもですが。バスだと10分くらいで岬の近くまで着くのでこちらが無難です。
バスは15~20分おきに運行しています
宗谷岬から帰ってこの日宿泊するドーミーインにチェックイン。一風呂浴びてからノシャップ岬に向かいます。そう、ノシャップ岬は夕日の名所なので日の出をみようという算段です。
16時半時頃、稚内駅から先ほどとそっくりの宗谷バスに乗り込みます。
道路はずっとまっぐだったので徒歩でも方向で迷うことはなさそう。バス停に着いてからノシャップ岬からは5分ほど歩く必要がありました。
途中でウニ丼で有名な「樺太食堂」を発見しましたが、閉まっていました。
ただこちらは事前情報で14時半までの営業と知っていましたが、隣の「みなとや」17時までとあったのでやっているかなと思っていたのですが。
樺太食堂をから1分くらいで「イルカ像」が見えてきます。
なんでイルカと思ったのですが、時期によってはイルカの大群を見ることができるそうで。
しかし雲の様子からお分かりでしょうか?そう夕日を見るにはイマイチな感じなのです。
こちらはサハリンではなく利尻富士。
形ははっきり見えますが、上空が雲で覆われています。鮮やかな夕日見たかったなぁ。18時くらいで見切りをつけて帰ります。
もう一度ノシャップ岬に来ることはできるのでしょうか?その時は利尻や礼文も行きたいな。
稚内公園
翌日は13時01分初のサロベツ4号で稚内を後にします。どれくらい観光できるか分からなかったのですが、駅から徒歩圏内の稚内公園と北防波堤ドームに行くことができました。
実は稚内公園の存在には当初気づいていませんでした。駅付近を歩いていると小高い山の上に見える塔が気になります。
あそきに行きたいなと思って調べたところ、その一体が稚内公園という広域な公園になっていると知ります。
頂上まで徒歩30分くらい。ただ当たり前ですが行きは上りなので結構きつかった。
車だとルートが決まっていますが、徒歩だとどこから登れば良いかよく分かりませんでした。ドーミーインから1分くらいの所にある鳥居。
ここをくぐっていくとと良いようです。神社を抜けたあたりで道路と合流。
行き方は他にもいくつかありそうでした。
少し登っただけでもドーミーインが良く見えます。
この日は結構暑かっただけでなく、ものすごい強風。近づくごとに坂がきつくなりましたが、記念塔はずっと見えているので頑張りがいがあります
到達。稚内の街が一望できます。
手前は墓。絵的に地味ですね。函館とはいきません。
横に身を向けるとサフィールホテルの左側に防波堤ドームも見えます。
帰りは下りで楽ちんでした。
記念塔の中は更に上に行けるようです。遠足?と思しき高校生たちが中で見学しているようでした。
北防波堤ドーム
北防波堤ドームは大型の防波堤。
防波堤の外観としては異色となるドーム状の形態を取っていることから命名されたそう。
古代ギリシア建築を彷彿させると言われているそうです。なるほどですな。
ただ、この日も改修工事が行われていました。この状態を維持するのも大変そうです。
裏側にはテトラポットが敷き詰められていました。
北防波堤ドームは稚内駅から徒歩5分くらいなので、時間がない人もここは行ったほうが良いと思います。