大連地下鉄 チケット購入方法を詳しく解説 空港から駅への行き方も

今回の内容
大連の地下鉄
2019年6月の時点で開通している大連の地下鉄は4路線。
今回の旅行では市西郊外を南北に走る大連地下鉄1号線。市中心部を東西に走る大連地下鉄2号線を何度も使いました。
大連地下鉄3号線は本線と九里支線があり、本線は大連駅から大連経済技術開発区を経由し、金石灘駅までを結ぶ。金州支線は開発区駅から分岐して九里駅までを結ぶ。
また大連地下鉄12号線は大連市中心部と旅順口区を南回りで結ぶ路線、とのことですが、これらの路線も拡張中だったり、その他にも建設中・計画中の路線が複数あるようです。
簡単に言うと大連の地下鉄は建設ラッシュの真っ只中という感じでしょうか。
さて、この記事の本題は大連地下鉄のチケットの買い方!
チケットの買い方?そんなの簡単と思っている人は旅行前の自分と同じ。落とし穴がたくさんあって、正しくチケットを買えるようになるまでかなり時間がかかりました。汗。汗。。
大連国際空港から地下鉄で市街へ
大連国際空港にはATMがない
大連周水子国際空港には地下鉄2号線が通っています。ちなみに空港駅は中国語だと機場駅。簡体字だと机场站になります。
中国語を分からない日本人がギリギリ分かる感じ(漢字)でしょうか?
これくらいは予習していたのですが、大連周水子国際空港は思いの外小さかった。なんと空港内にATMが見当たりません。
手元の元は前回の上海旅行の残りの50元札2枚、100元札1枚、1元札1枚の計201元。これでは足りないので空港で1万円ほどキャッシングする予定でした。しかしATMがないのではどうにもなりません。
ただATMがないのは誤算でしたが、市内で両替すれば良いと気持ちを切り替えます。201元は十分なお金ではありませんが、地下鉄の初乗りは2元なので地下鉄に乗るのは楽勝のはずでした。
追記:噂によると国内線のロビーにはATMがあるようです。
大連国際空港から地下鉄乗り場へ
ATMは見つからなかったものの地鉄(地下鉄)の案内はすぐに見つかりました。
しばらく左方向に進みます。
外へ出て
地下鉄の駅を発見。しかしエスカレーターは上りのみです。
中山公園駅など都心部のエスカレーターは上りも下りもありましたが、機場駅のエスカレータは全て上りのみでした。
まじかよと思いながらスーツケースを運びます。機場駅は空いていました。少なくともと同じ飛行機に乗った人で地下鉄を利用した人はほとんどいないようでした。
街の中心部は近く、タクシーは安いですからね。自分も次回はそうします。ただ、渡航先では習慣的に電車に乗りたくなります。(電車の方が安いし安全)
さて、チケットを買おうと思いますが、その前に荷物検査があります。
大連の地下鉄では全ての駅で荷物検査をやっていました。
大連地下鉄の切符の買い方
間違った切符の買い方
さて、これが問題の自動販売機。使い方が分かりますか?
ディスプレイは英語表記にできます(日本語はなし)が、肝心の所に英語表記がありません。
ここが問題でした。いくら50元札を入れても戻ってきます。なんでや?
何度かトライしても結果は同じ。汗。
なんどかやっておぼろげながら分かったのは、上に書かれた5元、10元、20元札しか使えないようです。持ってないよ!
右にある20元、50元、100元札は両替が必要な様子。
ここには絶対に英語表記必要だろ!
しかし、50元とはいえたかだか800円くらい。この程度の紙幣も使えない機械ってどうよ?
まあ文句を行っても仕方がありません。
さて、両替しようと窓口らしき所に行きますが、人はいません。仕方がないので荷物検査している人に50元札を出して「なんとかして」とジェスチャーで伝えますが、「俺の仕事でない」的な反応。
途方に暮れましたが、しばらくして窓口に人が戻って来たのでなんとか両替してもらいます。
これで一件落着ではありませんでした。お金は使えるようになりましが、今度は行き先の指定方法が分かりません。
とりあえず中山広場駅のボタンを押すと、2元から12元までの数字が表記されます。
よく分からないので12元のボタンを押し、チケットを購入しました。
これは大間違い。払いすぎでした。しばらくは正しい切符の買い方が分かっていないので大損こいた!
正しい切符の買い方
何度も失敗して分かりました。多分、都合数十元は大連地下鉄に寄付したはずです。
まず、ここで行き先を押してはいけません。
左下のボタンを押します。例えば1号線に乗るなら緑のボタン、2号線に乗るなら青のボタンを押します。
するとこのような表記になります。実はこれは失敗例。英語表記にすると漢字表記が完全に消えてしまい帰って日本人にはわかりにくくなります。中国語表記のままのようが分かりやすい。
何れにしてもここで行き先のボタンを押します。
するとお金が表示されるので、ここでお金を入れます。ちなみに最低は2元(32円)から。数駅なら余裕でこの料金で収まります。
使えるのは前述した5元、10元、20元紙幣に加えて1元硬貨。中国ではまだ1元紙幣が普通に流通していますが、1元紙幣は使えません。
そして、「確なんちゃら」ボタン、おそらく「確認」ボタンを押すとカードが出てきます。
ちなみに英語ではここは”Confirm”と表記されます。
後は簡単。
乗る時にカードを丸い部分にかざし、
降りる時は下の方にカードを差し込むとそのまま回収されます。
どうです。地下鉄の切符を買うのはかなり面倒でしょ?機場駅では両替できましたが、普通の駅には窓口がなく、おそらく両替はできないと思われます。
指定の紙幣か1元硬貨さえあれば、この記事の説明で切符を買えるはずですが、何か落とし穴があるかも。
ただ店員は一切英語が通じませんし、肝心な所には英語表記がありません。
というか、車内アナウンスは日本語があったくらいなので、大連地下鉄さん、自動販売機にも日本語表記して下さい。
よろしくお願いします。