大連「百年城」の「开口笑水饺」本場の水餃子 日本との違いに驚き!
大連のグルメ情報は少ない
これまで香港やマカオを除き、純粋な中国で行ったことがあるのは上海だけ。
上海はさすがに超大都市だけあってグルメ情報は豊富でした。ガイドブックでも、ネットだけ十分な情報が得られました。
大連は上海よりはだいぶ小さいとはいえそこそこ大都市なので、ネットで調べれば無問題と思っていたのですがグルメ情報は極端に少ない。
中国ではグーグルを使えないのでその辺も影響しているのかも。
中国人が日本人向けに書いたような記事は皆無で、日本人が書いた大連情報も極めて限定的。
頼みの綱で大連出身で日本在住の知人に聞いてみたところ、地元ではいつも家で食べるのでレストランの情報にはあまり詳しくないとのこと。マジか?
その知人に中国語のサイトを調べてもらったり、ネットで自分が調べた情報を元に今回は水餃子の店2軒、小籠包・ワンタンの店に1軒行ってきました。
どこもチェーン店のようですが手作りの餃子はどれも絶品。流石本場大連です。
しかし、いきなり最初の店で洗礼を浴びます。日本で食べている水餃子と違う!
「焼餃子は日本のもの。中国は水餃子」は何度も聞いたことのある話ですが、日本で食べる水餃子と本場大連の水餃子がここまで違うとは夢にも思いませんでした。
大連「百年城」
大連の「百年場」はフロントがガラス張りのおしゃれなショッピングセンター。
香港資本が入っているようで、香港の店もいくつか出店しています。一階はスタバというありがちな構造。
辽宁省大连市中山区青泥洼解放路19号
中に入ります。
一階で「百年城」全体の写真を撮ろうとしたところ、いきなり係員に何か言われます。
以前だったら、「なんのこっちゃ」と思ったでしょうが、上海で多少経験があったので分かりました。写真を撮るなということです。
すぐにスマホを引っ込め、もちろんお咎めはなしでした。こんな超オープンスペースですからね。写真を撮って何が困るのかしら。
しかし温泉を掘ろうと地質調査をした日本人が逮捕されてしまうような国なので用心するに越したことはありません。
日本ではほとんど見かけない味千拉麺。海外には750軒、中国だけでも700軒もあるそうです。
香港・タイ・シンガポールでは日本のラーメンがどんどん進出していますが、大連でラーメン屋を見たのはここだけでした。
「神田の寿司」という日本人が名付けたら「神田寿司」になりそうな寿司屋もありました。
そして目指す「开口笑水饺」に到着しました。思ったよりも大きな店舗です。
「开口笑水饺」のメニューと店内の雰囲気
「开口笑水饺」は中国語のサイトですが大連人気ナンバーワン水餃子になっていました。またトリップアドバイザーにも日本人がいくつかコメントを書いています。
まだ6時前なので店内はそこまで混んでいませんでした。
おしゃれなカフェみたいな席に案内されます。
雰囲気は良いのですがメニューはこんな感じで最悪でした。
中国語オンリーで、写真なし!!
英語メニューがないか店員に英語で尋ねますがキョトンとされます。まだこの時点では気づいていなかったのですが、大連では英語はまるで通じません。
一番無難そうな最初にある開口なんちゃら餃を注文します。
また、なんちゃら炒牛なんちゃら菜を注文。牛肉炒めを頼んだはずでしたが。。
なお、水餃子のタレは自分は取るようです。種類は豊富でした。
こちらはレモン水ならぬレモン湯。不思議や。。
どこでもあるような、しかし微妙に違うような空間で食事を待ちます。
「开口笑水饺」で頂いたもの
青島ビール
これはよく冷えていました。日本では当たり前も海外では合格です。しかし、この純生なる青島ビールのブランドは初めてですが、結構薄いです。コンビニで売っていたのもこれでした。
昔からあるやつのほうが美味しいような。
あれれ、牛肉炒めではありません。そして水餃子にお湯がない!
水餃子
お湯をしっかりきった水餃子が12個。これが本場のものとはついぞ知りませんでした。
具はしっかり詰まっていて美味しいのですが、もう少し水分が欲しい。というかスープの中に浮かんでいて欲しかった。
あと一人で12個は流石に飽きます。中国語ができれば交渉できるんでしょうが。
キャベツ?ぽい野菜炒め
さて、牛肉炒めを頼んだはずがやってきた、こちらの野菜炒め。
猛烈に美味しいです!!すごくシャキシャキしていてオイスタソースとニンニクと唐辛子で絶妙な味加減。
うめー、いくらでも食べられる。
「災い転じて福となす」ですが、ここまでのは幸運?は珍しい。
会計は68元(1,070円)ほど。
大連安いなぁと思ったのですが、実は今回の旅行で結果的に一番高い会計でした。