豪華絢爛!「ワット・プラケオとバンコク王宮」の見どころを徹底解説

今回の内容
バンコク 王宮(The Grand Palace) とワット・プラケオ (Wat Phra Kaew)
王宮とワット・プラケオの簡単な説明
まずバンコク王宮とワット・プラケオの関係ですが、ワット・プラケオはタイ王宮敷地内にある王室専用の寺院のこと。
王宮の入場チケットを買うと、前半がワット・プラケオ、後半が王宮になります。
ちなみにワットは寺院のこと。バンコクの王宮付近にもワット・ポー(ねはん寺)やワットアルン(暁の寺)があります。
ちなみにバンコク王宮ですが、イギリスのバッキンガム宮殿のように実際に国王が居住しているわけではありません。
Wikipediaでは以下のように記載されています。
タイのバンコク・プラナコーン区にある王宮(タイ語: พระบรมมหาราชวัง、英語: Grand Palace)はタイ国王の「公的」な居住地であり、国内すべての宮殿の中でもっとも重要であるとされる宮殿。ただし、実際にはラーマ9世以降国王は居住しておらず、日常的な公務も行われていない。
要は現在は完全に観光用ということですね。
王宮とワット・プラケオの地図、営業時間、入場料
Na Phra Lan Rd, Khwaeng Phra Borom Maha Ratchawang, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200 タイ
サパーンタクシン(サトーン船着き場)から王宮でボートで行く方はこちらへどうぞ!
【 王宮の入場料 】
外国人500バーツ タイ人 無料
【 王宮の営業時間 】
8:30 ~ 15:30 (最終入場)
休業日 基本的に無し。ただし国家行事、王室行事がある場合、一般参観は停止される。
タイのお家芸?外国人差別料金です。それにしても500バーツ(約1,750円)は高い。ワット・ポーの入場料でも100バーツです。
また、王室行事がある場合は入場できません。前回は不運な事にこのため入場できませんでした。
王宮とワット・プラケオの注意事項
また、王宮への行き方の記事でも書きましたが、王宮へ入場するのに服装規定はかなり厳しいのでお気をつけ下さい。
【 バンコクの王宮 服装NG一覧 】
・短パン、ミニスカートはNG (男性は長ズボン、女性は長ズボンもしくはロングスカート)
・ノースリーブ・タンクトップはNG (袖なしNG)
・体のラインが出るようなぴったりした服はNG
・ダメージジーンズはNG
・サンダルはNG
ワット・プラケオ (Wat Phra Kaew)
黄金の仏塔~チケット売り場~入場
門をくぐるとすぐに見えてくるのが、黄金の仏塔です。

黄金の仏塔@ワット・プラケオ
それにしても広大な土地。しかも亜熱帯のタイでこれだけ芝生を青々と維持するのはとんでもない手間でしょうね。
黄金の仏塔はまた後で出てきます。これからすばらく歩いてチケット売り場に向かいます。
かなりの人通りでチケット売り場も混んでいるのでは?と思いきや、団体客ばかりのせいかそれほど並びませんでした。
さきほど書いたように外国人は500バーツ。タイ人は無料です。
以前、TVの企画でタイ人顔と言われるネプチューンの名倉潤がタイ人専用レーンを無事通れるかみたいな「ドッキリ」があったと思います。結果は何ら言われることなく無事に通過していましたが。


タバコを吸うのは最高2,000バーツ、酒を飲むのは最高10,000バーツの罰金のようです。
その下に”FREE FOR THAI” の文字が。あれが専用レーンですね。ただそのレーンにも、中にもあまりタイ人らしき人は見かけませんでした。
回廊の絵~黄金の仏塔~アンコールワットの模型
さて、中に入るといきなり最初の見どころです。
回廊の絵は「ラーマーヤナー」と言う物語を絵にしたものだとか。


とはいえ、見ても何の話かさっぱり分かりません。天井の模様がなんかカッコいい。

黄金の仏塔@ワット・プラケオ
さて、間近で見る黄金の仏塔。しかしいろんな仏塔が並んでいてカオスな感じもあります。

プラモンドップ@ワット・プラケオ
こちらはプラモンドップ。法典が収められているとか。
しかしそれよりも鬼と蛇が番人をしているのが気になります。


蛇が特に気になったので調べてみました。これは蛇神ナーガ。なんと神様!なんですね。
蛇神ナーガ
釈迦が悟りを開く時に守護したとされ、仏教に竜王として取り入れられて以来、仏法の守護神となっている
なるほど。蛇は敵に回すと怖いですが、味方につけたら頼もしい気がします。
そしてこの裏手に回ります。

アンコールワットの模型@ワット・プラケオ
なんとアンコールワットの模型がありました。アンコールワットのワットももちろん寺院ですね。言葉が違うと語順が違いますが。
タイの建築様式はクメール文化の影響を受けているそうです。なるほど。
さて一通り見たので次に進もうとすると黄金の仏塔に気になるものを発見。
なんじゃこれは?
金色の仏塔の台座を支えているのは半人半獣像で、神話に出てくる神だとか。すごく辛そうな感じがするのですが、神様にこんなことさせて良いのかな?
本堂 エメラルド仏

エメラルド仏のある本堂@ワット・プラケオ
外見からは分かりませんが、この本堂中にタイで最も重要な仏像である「エメラルド仏」があるとか。
中に入るには靴を脱がないといけないようです。
こちらの写真はお亡くなりになられたラーマ9世国王ですよね。その周りにいるのは軍人でしょうか?
エメラルド寺院なんて聞くと写真を撮りたくなりますが、残念ながら撮影は禁止。
中に入るとすごい人の群れ。そして仏様はあるものの、あまり緑色に見えません。光の加減で金色にも見えます。
そこまで大きくないし、すごいものと言われても見た感じはそうでもないし、一応目に焼き付けておきましたが、そそくさと外に出ます。
本堂を抜けると、次はいよいよ王宮のエリアに入っていきます。
ここまでも豪華絢爛ぶりにビビりましたが、王宮はまた違った意味でもびっくりしました。
王宮 (The Grand Palace)
バンコクの王宮

バンコクの王宮
写真には収まりきれない大きさにびびりましたが、正気に戻ると「うん、これ西洋建築では?」。うんどこをどう見てもそうですね。
アマリンタラウィニチャイ ホール

アマリンタラウィニチャイ ホール@バンコク 王宮
王宮の手前にあったアマリンタラウィニチャイ ホール。国王の誕生日の式典が行われる場所だとか。これなんかアジアな感じで問題ないのですが。
チャックリーマハープラサート宮殿
そして、王宮の正面にまた宮殿!

チャックリーマハープラサート宮殿
ピンクで更に洗練された宮殿。女性陣ががめかした格好で写真を撮っています。
どんだけ西洋かぶれだよ。
と、知人に写真を見せたところ、「いやいや、これは彼らの戦略。自分たちの国はこのような建物が作れるほど高度な文化を持っているとアピールすることで西洋列強の侵略を防ごうとした。」とのこと。
へー。そういえば、アジアで西洋の植民地にならなかったは日本とタイだけと言われていますが、この宮殿も喜んで建てたというより自国の防衛の意味合いがあったんですね。
調べるとこの宮殿はラーマ5世(1853-1910)が外遊から帰国して新しく建てた宮殿とか。なるほど時代的には知人が述べた説と時期的にかぶります。


ただ宮殿は立派でも石畳の道はこの通り。細かいことには気にしないのがタイのスタイルですね。
ドゥシットマハープラサート宮殿

ドゥシットマハープラサート宮殿
そして最後にあったのが小さな宮殿。王宮の中で一番初めに建てられた木造の宮殿とか。こちらはまだ西洋の影響をあまり受けていないようです。
こんな感じでワット・プラケオ、タイ王宮見学は終わりです。
想像以上に楽しい観光になりましたが、想像以上に広く、そして想像以上に暑かった(体感気温35度)ため、3時間あまりで結構クタクタになりました。
元気があったら、ワット・ポーやワット・アルンにも行こうと思っていましたが、ここでエネルギー切れ。
楽なタクシーで帰ろうかと思いましたが、周辺の車はすごい渋滞。とてもタクシーは捕まりそうになかったので、行きと同様にチャオプラヤツーリストボートでサトーン船着き場へ戻りました。