タイ国際航空 TG643便 成田-バンコク エコノミークラス搭乗記
エコノミークラスだと0マイル!なことも多いタイ国際航空。何とか予約クラスをKクラスにして今回の搭乗で2,869 ANAマイル獲得した話はこちらへ。
今回の内容
タイ国際航空 TG643便 東京成田空港-バンコク スワンナプーム空港の概略
【 TG643便の概略 】
・11:45 東京成田空港発 17:05 バンコクスワンナプーム国際空港 着
・所要時間 7時間20分 (時差2時間) 毎日 運行
・機体 エアバス A330
・コードシェアはANA 5955便
東京からバンコクに行くにはANA、タイ国際航空、それともLCC?
ANAマイルをタイ国際航空に使うのは損?
ANAマイルを使った特典旅行。アジアはアジア1とアジア2に分かれていますが、必要マイル数は大きく違います。
【 日本からアジア1往復に必要なマイル数 (エコノミークラス) 】
17,000 (L) 20,000 (R) 23,000 (H)
【 日本からアジア2に必要なマイル数 (エコノミークラス) 】
30,000 (L) 35,000 (R) 38,000 (H)
L-ローシーズン R-レギュラーシーズン H-ハイシーズン
アジア2はアジア1のざっくり2倍近くも必要になります。
そしてアジア1とアジア2の都市は以下のとおりです。
【 アジア 1(Zone 3)】
北京、 大連、 瀋陽、 青島、 上海、 杭州、 広州、 厦門、 成都、 武漢、 香港、 台北、 マニラ
【 アジア 2(Zone 4) 】
シンガポール、 バンコク、 ホーチミン、 ヤンゴン、 ジャカルタ、 ムンバイ、 デリー、 ハノイ、 クアラルンプール、 プノンペン
結構区分は適当。例えば香港までは4時間、ハノイまでは5時間くらいですが、ゾーンが違います。
アジア1だと、この中で距離の遠い香港やマニラはお得な感じ。
アジア2だと、この中で距離の短いハノイ、ホーチミン、バンコクあたりは損な感じがします。
香港にローシーズンにビジネスクラスを利用するには35,000マイル。ハノイにレギュラーシーズンにエコノミークラスを利用するには同じく35,000マイルですからね。
今回、2月はレギュラーシーズンでバンコクに行くには35,000マイル必要。
ANAは1月の段階で特典航空券が予約できる日はほぼなく、スターアライアンスのタイ国際航空にはわずかに空きがありましが同じく35,000マイル必要。
その日の航空券代金はネットで買うと50,000円強で諸経費込みですから正確な数字ではないですが、1マイルは2円以上の価値があるのが普通。
ビジネスクラスなら1マイル5円以上の価値があることを考えると、タイ国際航空にANAマイルを使うのは大損な気がして、マイルは次の旅行に取っておくことにしました。
成田-バンコクのLCCの平均価格は4万円くらいでそこまで安くない?
成田からバンコク(ドンムアン空港)にいくLCC (格安航空会社) はいつの間にすごく増えました。
老舗のエアアジアXに加え、スクート、ノックスクート、タイ ラインオンエア。。まだあるのかな?もちろん今回の旅行でもLCCを使うことを検討しました。
ただ、LCCはセールで買わないとそこまで安くないんですよね。
今回も最安で4万円を切るくらい。しかも行きはともかく帰りは深夜便なんです。(午前2時代発はむちゃきつい)
フルサービスキャリア (LCC以外の普通の飛行機会社) と3万円くらい差があったら考える必要があると思いますが、今回はタイ国際航空が5万円台であったので、食事付き、荷物を機内に持ち込めるetc.を考えて普通にこちらを選択しました。
タイ国際航空に関するこれまでの印象
これまでにおそらく5回くらい乗っています。
なにかサービスの賞を取ったとかで一般的にタイ国際航空のサービスは悪くないと言われています。
しかし自分の経験では特にサービスがひどかったことはないですが、良かった印象もないです。客室乗務員は高齢。与えられた職務を黙々とこなしていく感じ。
よく気づくでも気が利くでもなくアジア的というよりむしろ欧米的なサービスです。ANAのサービスを10とすると6くらいでしょうか?今回も往復とも同じような感想でした。
なお、機内食は激ウマとは言いませんが、さすがの美食の国。今までは大外れはなかったと思います。この点は欧米の飛行機より上ですね。
TG643便の当日の様子と機内設備
当日の機内の様子
当日のTG643便は満席でした。
自分はトイレが近いため通路側の席が好きなのですが、24時間前のオンラインチェックインでは通路側の席だけでなく窓側の席も空いていませんでした。空いていたのは真ん中の席だけ。
真ん中席は嫌だなぁ。当日になれば空いている座席が多いはずと、成田空港には早めに行きましたが同様でした。
仕方なく通路側の席は諦め、入国審査を済ませ搭乗開始時間までKLAラウンジにいましたが、搭乗口付近にはものすごい人です。
もちろん日本人の客も多いですが、タイ人の観光客も多くいます。
以前のタイ国際航空の日本路線はほとんどの乗客が日本人でしたが、2013年にタイ人の日本観光ビザの発行が大幅に緩和されたこともあり、毎年日本に来るタイ人が増えているようです。
訪日外国人の増加は日本経済の中でも明るい話題ですが、最近は日本からアジアを訪問すると、以前よりも明らかに飛行機が混んでいるのだけは困ったものです。
ちなみに搭乗口付近には新聞も雑誌も一切用意されていませんでした。(経費節減?せこい!)
帰りの便は日本の新聞がありましたがこれって普通は逆では?
機内の設備
かなり古いです。足元も激狭。ちなみに帰国便は新車両で足元も明らかに広かったです。
ディスプレイはついていましたが、USBの充電のできません。
トイレも悲しくなるくらいしょぼい感じ。
まあ、帰国便が新車両だったように今は順次買い替えている最中なのかもしれません。
しかし日本便はいつも満席。そして中国からの海外旅行先でも一位というタイ。当然中国路線も満席が多いはずですが、タイ国際航空は経営的にはうまくいっていないという噂を耳にします。
どういう事なんでしょうか?
TG643便 機内の様子
飛行機は定刻に扉が閉められたものの、約30分後の12:15分に成田の空を飛び立ちました。
しばらくして飲み物とおつまみが配られます。
自分はトマトジュースを。
それにしてタイ国際航空の女性客室乗務員の方は背が高いです。ヒールもあると思いますが軽く170cmオーバー。
タイは日本よりもかなり平均身長が低いと思われますが、採用基準に背の高さも関係あるのでしょうか?
しかも縦だけでなく横にも大きい方もいて貫禄が半端ないです。
あと、男性客室乗務員の方が多いのもタイ国際航空の特徴です。男性陣は平均身長かな?くらいの方が多いのですが。
日本人の客室乗務員は見た感じが1人だけでした。
メニューの写真を撮ろうとメニューを探しますが棚の中には見当たりません。ANAはもちろん機内食メニューを用意している航空会社は多いと思われますが。
途中でビデオが故障したというアナウンスが入ります。自分は機内で映画を見ることはないので関係ないですが利用しているの中には不満を口にしている人もいました。
(しばらくして直ったようです)
TG643便の機内食
日本時間13:00頃に機内食が配られます。
座席が59Fとかなり後ろだったこともあり予想はしていましたが、自分の番が来た頃には選択肢はなくなっていました。
ただ “Pork curry? or Chicken curry?”と言っていたようなのでどちらでも問題ないです。自分は自動的にポークカレーになりました。
ぱっと見た所あまり美味しく見えませんでしたが。
こちらの赤カレー。マッサマンカレー風?ココナッツミルクが効いていてなかなか美味です。辛さはほとんどありません。ただ豚肉があまり柔らかくありません。
そばは機内食で出しちゃだめなやつですね。かなりのびていて美味しくありません。
それでも抹茶風のケーキはなかなか美味。
ドリンクは白ワインを頼みましたが、昔の日本でよく出てきた安ワインの典型。安くて美味しい白ワインではなく、昔から癒着している酒屋から購入しているのでは?という感じのクオリティでした。
TG643便の軽食
日本時間の17:50。到着の一時間前に”Cheese and tomato.”と言いながら運ばれてきたのがこれ。
中身を開けないとなんだか分かりません。
開けてみるとサンドイッチでした。なんで”Cheese and tomato sandwich.” と言わないのすしょうか?
ただこのサンドイッチ、トマト感はないもののチーズサンドイッチとしてはまあまあでした。
TG643便の感想
ほぼ定刻に到着。飛行機を降りるとものすごい熱波。気温0度の世界から35度の世界に来たことを1番実感する瞬間です。
最後に感想をまとめておきます。
【 TG643便の感想 】
・機体古すぎ。よって設備がしょぼい。足元狭すぎ。
・気が利くでもなく、愛想が悪いでもない標準的なサービス。いつものタイ航空。
・機内食はまずまず。離陸直前のサンドイッチも良かった。
帰りのバンコク-成田TG640便の記事はこちらからどうぞ。