1泊2日長崎弾丸旅行 大浦天主堂、グラバー園、出島、夜景、風頭etc.のお勧め度を評価
今回の内容
Go To Travel を利用して長崎へ
11月にGo To Travelの割引を利用して人生で初めて長崎に行ってきました。
滞在時間28時間ほど。市内観光だけならこれで十分と思いきや見どころだらけの長崎。全然時間が足りませんでした。
しかも2日目の朝に長崎駅でバス乗り場を探すのに手間取りなんと浦上天主堂や原爆資料館に行きそびれるという大失態。
日中は連日25度を近くあり11月とは思えないような暑さ。そして長崎の坂は噂通り急な坂ばかりで容赦なく体力を奪います。
それでも、とても楽しい観光ですごく密度の濃い2日間でした。詳しくは後で書くとして観光について簡単に振り返ってみたいと思います。なお、しげP的お勧め度を最高☆5つで評価しました。
Day 1
宿泊した「ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル」は大浦天主堂やグラバー園まで徒歩3分くらいという最高の立地にありました。
当然最初に大浦天主堂に行きます。
大浦天主堂 ☆ (外観の写真を撮るだけなら☆☆☆☆)
ご存知大浦天主堂。1864年に建てられた日本最古の木造教会。世界遺産にも登録されています。丘の上から町を見下ろすように建っており、日本人の憧れる白い教会のイメージにピッタリ。
しかし、入場料が1,000円!!
世界中の教会を訪問していますが、入場料が必要な教会はめったにない。しかも中は写真撮影禁止。見どころも少ない。
教会内のステンドグラスは綺麗で、木製の柱を竹で曲線を造って漆喰で固めたリブ・ヴォールト天井(コウモリ天井)は見どころがありましたが。
小さな教会なのですぐに見終わります。大浦天主堂キリシタン博物館が併設してありましたが、こちらも資料は少なく写真撮影も禁止。
大浦天主堂は敬虔なカトリック教徒の方以外は外から眺めるだけで十分だと思います。いくらなんでも高杉晋作。。
夜はライトアップされると聞いていたので写真を撮りに行きました。静寂の中にひっそり存在していて神秘的な感じで良いですね。
グラバー園 ☆☆☆☆
実は開港直後に長崎に渡り「グラバー商会」を立ち上げたトーマス・グラバーというスコットランド人の事はずっと気になっていました。その生涯が波乱万丈すぎるのです。
長崎に行きたかった理由の1つが「グラバー園」に行くこと。ただ肝心の「旧グラバー住宅」は改装中でした。
こちらの旧リンガー住宅など洋風の柱に瓦屋根という和洋折衷の建物がたくさんありました。
また園内はどこも景色が最高でグラバーともゆかりの深い三菱造船所もすぐ近くに見えます。
ドックハウスで船を修理を行う間に船員たちが宿泊する施設もありました。
ところで、出発前にトーマス・グラバーの生涯を調べていたら、あっちに脱線、こっちに脱線でなかなか先に進みませんでした。何れまとめて記事にしたいと思っています。
オランダ坂 ☆☆
オランダ坂は正に心臓破りの坂。ここで体力を消耗しました。
東山手洋館なるものが立ち並んでいましたが、暑さも重なり苦しくてほとんど通り過ぎただけ。坂はずっと続きます。
オランダ坂の中腹には活水女子大学なる女子大がありましたが、あそこに毎日通うのは修行ですね。足腰が鍛えられます。
出島和蘭商館跡 ☆☆
2016年に出島和蘭商館跡なるものができたと聞いて楽しみにしていたのですが期待はずれ。
中はテーマパーパークといった趣ですが。
オランダ商館長(カピタン)や商館の館があって中は洋風で豪華。ですが、それだけというか。
かつての出島は年に1回船が来て数ヶ月滞在するという事を繰り返していたらしく、その時以外に常駐していたオランダ人は15名だけ。
しかも長く出島にいて慣れてきて布教なんてされては困ると1年おきに人が入れ替わっていたとか。庶民も住んでいなかったしこれでは文化が根付く素地がないですね。
出島和蘭商館跡の作りも継ぎ接ぎというか、何か見栄えの良いものを無理して揃えた感じでストーリーもなく完成度が低かった。
ミニ出島は少し面白かったけど。
あと、現在の出島はこんな扇形の島ではなく陸の一部。四方が埋め立てられていています。これもがっかりした理由かも。
出島ワーフ ☆☆☆☆
ややがっかりで出島和蘭商館跡を出たのですが、すぐ近くの出島ワーフは良かった。
ちょうど陽が沈みかけた頃。ボートが停泊していて遠くに稲佐山が見えます。
「Attic」という出島ワーフの一等地にあるカフェで名物の坂本龍馬のラテアートを。
素晴らしい!飲むのがもったいなかったな。
時間がなかったので出島ワーフの滞在時間は短かったですが、雰囲気が最高に良いのでまた訪問したいです。
稲佐山公園展望台 ☆☆☆☆
どれほど権威があるのか知りませんが、長崎は香港、モナコと並び世界新三大夜景都市に認定されたとか。
確かにとんでもなく綺麗な夜景でした。
直前にiPhoneで夜景をキレイに撮るアプリ、そして三脚を用意したおかげでまずまずの写真が撮れました。
夜景だけなら五つ星ですが、片道5分ほどのロープウェイが往復1,250円!のボッタクリ?価格だったので星1つ減点。
長崎は空港から30分少々のリムジンバスも片道1,000円だったし随所で儲けよう感が強い町ではありました。
Day 2
風頭公園・亀山社中記念館など ☆☆☆☆☆
今回唯一バスを使用。高台にある風頭公園付近までバスで行き、町まで下っていくのがお勧めルートのようです。
ただし、長崎駅のバス乗り場は分かりにくい!都合30分以上の時間を浪費することに。
しかし、風頭は最高でした。どうですか、この風頭公園にある龍馬像。
かっこいい!迫力満点です。
この日は曇りで照りつけるような太陽もありません。(途中で小雨が振ってきましたが) しかも下り坂なので移動が楽でした。
途中で石でできた小さな鳥居と橋を発見。実に渋い。
その先には若宮稲荷神社。
ここにも龍馬像がありました。
そして少し歩くと大きなブーツを発見。
龍馬は日本で初めてブーツを履いたとか。しかしこのブーツでかすぎでしょ?
軽く30センチ以上ありそうです。
そして龍馬が設立した日本初の商社と言われる「亀山社中」跡地。
そんなに大きくありませんが、龍馬の愛用品などが飾ってあり楽しめました。テーマパークぽい出島よりもこちらが全然自分の好みでした。
めがね橋 ☆☆☆
現存する日本最古のアーチ型石橋「めがね橋」。
うまく、水面に反射してくれませんが、それでもなんとか眼鏡ぽく撮れました。
町中にあるのでアクセスが楽。修学旅行生が大勢いました。
石垣の中には触ると幸せになると言われるハートストーンがいくつかあるそうですが、5分程度の探索では全然見つかりませんでした。
その他
路面電車 ☆☆☆
長崎名物の路面電車を乗るのを楽しみにしていましたが、意外と使い勝手が悪いと思いました。遅いので時間がかかるし、たいていめちゃくちゃ混んでいます。
それでも路面電車を見るとなぜかほっこりした気分になるから不思議なもの。
長崎新地中華街 ☆☆☆
長崎新地中華街はすごく小さかった。しかも使い勝手が結構悪い。
コロナのせいもあってか夜の20時でほぼ終了。21時には本当に終了といった感じ。しかも中華街なのに朝は10時くらいから始まるという。
2日目の昼に食べた江山楼の皿うどんは美味しかったですが、結局新地中華街で食事をしたのはそれだけでした。
グルメ ☆☆☆☆☆
最高にベタな店ばかり行きましたが、幸運にも全部当たりでした。
最初はホテルの目の前にあった、長崎ちゃんぽん発祥の店四海樓。
錦糸卵がトレードマーク。スープは思いっきり豚骨!博多ラーメンの起源は長崎ちゃんぽんという説があるそうですが、正にそんな感じでした。すごく美味いスープです。
夜は稲佐山の展望台にあるひかりのレストランでトルコライス。
夜景を見ながらの食事。ここが美味しいかどうか1番不安でしたが、普通に美味しかった。景色も最高だしお勧めです。
2日目は朝食を抜いて昼食ダブルヘッダー。
1軒目は元祖茶碗むしで有名な吉宗(よっそう)。
でかい茶碗蒸しは出汁がしっかりきいていて具沢山で美味しかった。更にバッテラ!
子供の頃大阪に住んでいて慣れ親しんでいたバッテラ。超久しぶりに食べましたが美味しかった。バッテラはポルトガル語起源なんだとか。
そして2軒目が長崎新地中華街の「江山楼」。
濃厚な餡が美味しかった。長崎出身のさだまさしさん行きつけの店だそうです。
こんな感じで長崎旅行も無事に終了。
グルメに関しては姉妹ブログの「東京たべある記」で、旅行記も「海外旅行情報館」で書いていきますのでよろしくお願いします。