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しげPの「東京たべある記」

30カ国以上を旅行して分かった 英語の通じる国と通じない国をまとめてみた

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海外旅行が大好きなしげPです。特にアジアとヨーロッパが好き。イギリス留学経験あり(英検1級 TOEIC950)。ANAマイラー。メインブログが「東京たべある記」なので海外旅行でもグルメにはとことんこだわります。2019年、突如以前はほとんどしなかった国内旅行をするようになりブログのタイトルが危ぶまれています(笑)

自分は本職が英語講師で一応英語には困らない方ですが、国によっては英語はまるで通じないこともあり、通じるのはホテル内だけという事もあります。

それも含めて旅行の醍醐味ではありますが、正直なところ旅行はしづらいですね。

また一般に英語が通じる国でもクセのある英語で聞き取りが困難という事も結構あります。自分ははっきり言ってクセのある英語の聞き取りがすごく苦手です。

その辺りも含めて今回は自分の経験と一部客観的なデータも含め英語の通じやすい国、通じにくい国をまとめてみました。

ビジネスの場合は言葉が通じるのが前提なので、基本は海外旅行を想定しています。

絶対に英語が通じる英語圏の国

英語圏の国を5つ上げろと言ったら即座に出てくるでしょうか?

 英語圏の5ヶ国と言えば英語の母国イギリスとアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド です。

英語が公用語という国ならいくらでもありますが、この5カ国は別格です。例外はあるにせよどこでも英語が通じると思って間違いないでしょう。

この5カ国の共通点はイギリスおよびイギリスの旧植民地ということです。さらには基本的には彼らが言うところの「未開」の地に植民したことです。
(原住民を大量に殺戮したという黒歴史も共通していますが)

例えばインドも英語が公用語の1つでで長らくイギリスの植民地でしたが、あくまで英語は第2言語です。このような国で英語が第1言語のように通じるとは考えない方が良いです。(教育レベルにより大きな差がある)

カナダにはケベック州(代表都市はモントリオール)などフランス語圏も存在します。英語を話せない人もいるそうですが、日本人旅行客が困るようなことはないと思います。

しげP

 

 

ヨーロッパで 英語の通じやすい国

 ヨーロッパで英語の通じやすい国は教育レベルの高い小国、通じにくい国は大国と大雑把に考えれば分かりやすいと思います。

ただこれを書いていて新たな発見もありました。

ヨーロッパで 英語の通じやすい国-北欧

 ヨーロッパで英語の通じやすい国と言えばなんといっても北欧でしょう。

自分もデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドのツアーに行ったことがありますが、バスの運転手でさえ英語はものすごく流暢。

もちろんその辺のスーパーや飲食店でも間違いなく英語は通じました。

北欧は教育のレベルが高く落ちこぼれを作らないことでも有名ですが、至るところで教育の成果を実感できました。

そういえば以前ロンドンに留学した際、自分は語学学校の1番上のクラスにいたのですが、スウェーデン人が多くて驚きました。

その時スウェーデンのテレビ番組にはたいてい英語のサブタイトルが付いている聞いて驚いた記憶があります。幼少時から英語に馴染んでいるのですね。

彼らの大半は学校に通う必要がないほど英語が流暢で主な目的は「ケンブリッジ検定」の最上級Proficiency に合格すること。

それも単なる合格ではなく目標は上位のAランクで合格。その資格を持っていると仕事の基本給が変わってくるとのことでした。

そんな人達と一緒のクラスになることはこちらには迷惑以外の何者でもありませんでした。(汗)

ちなみに北欧の言語は英語と似ている訳ではないそうで、やはり教育の成果なんですね。

北欧の中でアイスランドには行ったことがありませんが、以前テレビでアイスランドの町の人々が流暢に英語を話しているのを聞いたことがあります。間違いなく英語はすごく得意そうです。

 

ヨーロッパで 英語の通じやすい国-オランダなど

他にヨーロッパで英語が得意で有名な国はオランダでしょうか?英語のテストではオランダと北欧は常に1位を争っています。

自分がアムステルダムに行ったことがありますが、評判通り英語はどこでも通じました。

オランダはかつて植民地をたくさんもっていたせいか民族構成は多様ですが、英語を話すということに関しては民族差を感じることはなく、学校教育がしっかりしている事が窺えます。

後は、小国ほど英語が上手という印象があります。

自分はベルギーに2回行ったことがありますが、特にブリュッセルやブリュージュなどの観光地では飲食店でも流暢な英語を話す人が多いです。

オーストリアのウイーンでも同様の事を感じました。

自分が行ったのは観光地だけの話ですが、一般国民レベルでもベルギーやオーストリアの英語力の評価は高いようです。

ベルギーは主にフランス語圏とドイツ語圏に分かれていて、オーストリアはドイツ語。大国の言語ではありますが、これらを話す人は英語と比べると格段に少ないのが現状。

かなり国家的に英語の教育に力を入れているようです。

他の小国ではルクセンブルグやポーランドも普通に英語が通じた記憶があります。

ヨーロッパで 英語の通じやすい国-アイルランド

アイルランドは独自の言語がありますが、長らくイギリスの植民地だったこともあり現在ではアイルランド語を話せる人は極めて稀。

先に上げた英語圏5ヶ国に入れても良いくらい英語が通用します。

ちなみにロンドンでは多くのアイルランド人が英語講師をしていました。

 

 

ヨーロッパ で英語の通じにくい国

ヨーロッパで 英語の通じにくい国-イタリア、スペインなど

  ヨーロッパで英語の通じにくい国と言えばなんと言ってもイタリアです。

こう自信を持って言えるのはイタリアが大好きで5回訪問しているからです。(ヨーロッパでは最多)

普通の飲食店で英語が通じた事はあったかな?というくらい。それがローマであろうが、ミラノ、フィレンツェ、ベネチア、パレルモであろうが変わりません。

まあ飲食店に関しては最低限の料理名はイタリア語でも分かるし、イタリア語は発音が複雑ではないのでカタカナ発音でもなんとか通じたりしますが、細かい注文は無理だなぁ。

イタリアではタクシーの運転手でもまず英語は話せません。

道に迷った時はビジネスマン風の人を探します。ビシッとスーツを着こなしている人はだいたい英語が通じます。(それがイタリア人とは限りませんが)

そういえば先のロンドンの語学学校でもイタリア人は下にクラスにたくさんいました。イタリアが大国であったのはかなり昔ですが、未だに大国意識が抜けないのかな?

またスペインも1度しか行ったことがないので軽々しいことは言えませんがイタリアとほぼ同様な感想。

 イタリアもスペインも観光資源は豊富で食事も美味しく、人に関してはあまり嫌な経験をしたことがないのですが、英語は得意ではないと言って良さそうです。

良くわからないのがフランス。3回ほど行ったことがありますが、まあまあ通じます。イタリア・スペインよりは明らかに上。ただまるで通じない店も結構あるので何とも言えません。

旧大国の中ではドイツはかなり英語が通じました。元々英語は歴史的にはドイツ由来な要素も多いので共通点も結構あるようです。

因果関係があるとは思えませんが、EUは経済の優等生と言われるドイツ、オランダ、オーストリア、ベルギーなどは英語が通じやすく、足を引っ張っていると言われるイタリア、スペインは英語が通じにくい傾向があります。

これは書いていてたまたま思いついたのですがどうでしょう?

イタリア・スペインではタクシーに乗るのが少し不安。言葉通じないとなにかと不便。最近ではスマホの自動翻訳があるので以前よりはマシですが。

しげP

 

 

アジアで 英語の通じやすい国、通じにくい国

 アジアで英語の通じる国と言えばイギリスとアメリカの旧植民地

イギリスの植民地だったシンガポール、マレーシア、インド、アメリカの植民地だったフィリピンなどが真っ先に浮かびます。

アジアで 英語の通じやすい国-シンガポール、フィリピン、マレーシア

自分の経験ではアジアで1番英語が通じる国はシンガポールです。

以前はSinglish (シングリッシュ)と言って文法無視のクセのある英語を話す人が多かったのですが、今のシンガポールの若者は例外なく綺麗な英語を話します。

クセがなさすぎて教科書のような英語という感じ。中年層も英語が得意な人が多いです。

シンガポールは中国系7割、マレー系1割、インド系1割と言われていて基本的には全員バイリンガル以上のはずですが、中国系の中には家庭でも中国語を話さない家庭が増えているとか。

英語偏重の傾向があるようです。個人的には英語+中国語のバイリンガルが最強だと思っているのでもったいない気もしますが。

ちなみにシングリッシュですが、20年前に初めてシンガポールで乗ったタクシーの運転手は強烈でした。

乗るなり「ジャパン?」と聞かれます。”Are you from Japan?”ではありません。

その後も単語だけで会話を続けます。そして「ディシコ、ディシコ」と言います。意味が分かりません。そのうち、「ダンス、ダンス」というのでdiscoのことと分かります。

「メニメニガールズ、ユーゴー、ユーゴー」。この頃になると少し慣れてきてディスコには女の子がたくさんいるからお前は行ったほうが良いという意味だと分かりました。

文法が分からないから英語が話せないと嘆いている日本人に聞かせてあげたかったです。

ただ、最近はタクシーに乗っても普通の英語で話しかけてくるのでシングリッシュはしばらく聞いていません。少し残念だな。

さて、アジアでシンガポールの次の英語が通じる国はフィリピンでしょう。

飲食店ではほぼ英語が通じますし、タクシーの運転手でも流暢な英語を操る人が結構います。

セブに滞在している時に少しフィリピンのテレビ番組を見たのですが、地元のタガログ語と英語がちゃんぽんに使われていて驚きました。またスーパーの食品はほぼ英語表記でした。

ただフィリピン人が英語に馴染んでいるのは間違いないのですが、流暢に話せる人は思ったより多くない感じもします。

あとはイギリスの植民地だったマレーシアもかなり英語が通じます。

インドも同様だと思いますが未訪問。ただインド人の英語は日本では何度も聞いたことがありますが、すごくクセがあって聞き取りにくい感じがします。

 

 

アジアで 英語の通じにくい国-タイ、中国

タイは狡猾な?外交で植民地化を免れたアジア2ヶ国の1つ(残りは日本)ですが、そのせいか英語は一般大衆に浸透しておらず、苦手な印象があります。

昔からの観光立国なのでアジア人だけでなく西洋人の観光客もすごく多いのですが。

フランスの植民地だったベトナムもあまり英語は通じません。

ただ、タイでもベトナムでも大学生は普通に英語を話せる人が多いイメージがあります。大学進学率が高くなく、大学に入ること自体が特別なんですね。

中国は上海と大連に行ったことがありますが、上海の方が英語が通じやすいものの、一般大衆はほぼ英語を話せない感じ。

上海は飲食店では英語が通じましたが、大連では飲食店でも英語がまるで通じませんでした。

ただ、中国では意外なところに日本語が話せる人がいたりしますが。

香港はイギリスの植民地だったので英語が通じやすいと思われがちですが、自分の行くような大衆的な飲食店では英語はほぼ通じません。

 香港は思ったよりも全然英語通用度は低いです。

また、ホテルの従業員はもちろん英語を話しますし、町で道を尋ねる時もビジネス街で仕事をしている風の人に話しかければ英語は通じます。ただ結構クセがあります。

香港では聞き取りやすい英語を話す人はあまり多くない印象。

台湾はかなり英語教育に力を入れているようで、特に若い人は英語が上手な印象があります。ただ台湾の場合、日本語が上手な人が至る所にいるので英語を話す機会は多くないですが。

今まで泊まった台北のホテルはすべて日本語で対応してもらいました。こんな国は自分の知る限り台湾意外に考えられません。

 

という感じで自分の経験から主にヨーロッパとアジアで英語の通じやすい国、通じにくい国をまとめてみました。

また新たな経験をしたら書き足していこうと思います。また皆さんの感想もお聞かせ願えたら嬉しいです。

 

 

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海外旅行が大好きなしげPです。特にアジアとヨーロッパが好き。イギリス留学経験あり(英検1級 TOEIC950)。ANAマイラー。メインブログが「東京たべある記」なので海外旅行でもグルメにはとことんこだわります。2019年、突如以前はほとんどしなかった国内旅行をするようになりブログのタイトルが危ぶまれています(笑)

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