アジア・特に中国旅行は日本で事前にSIMカードを買った方が良い理由

海外旅行、特にアジア旅行では日本で旅行前にSIMカードを購入して持っていくのが絶対のお勧めです。
とにかく安い。タイのSIMなら4Gで4日間使えるものがアマゾンで500円くらいであります。
しかし、それとは全然違う理由で中国旅行 (香港、マカオ、台湾は除く) には日本で旅行前にSIMカードを買わないと大損です。
こちらでは、中国の特殊事情と自分の経験を踏まえた上でその理由を説明します。
今回の内容
そもそも海外旅行には日本でSIMカードを買うのが絶対に楽
Wi-Fi!がなくても海外旅行で24Hスマホが使えるSIMカードはとても便利
海外旅行でSIMカードは使わければ損という便利なもの。Wi-Fiがなくても常時スマホを使えます。
また、タイなどの「海外旅行あるある」でホテルにWi-Fiがあるものの信じられないくらい遅くて使い物にならないことが珍しくありません。
町で無料で使えるWi-Fiも日本とは比べ物にならないくらい遅いです。
SIMカードで4G (3G)といっても日本ほどの通信速度はありませんが、たいていはLINEで友達に写真に送るくらいは問題ありません。ホテルのWi-Fiよりも全然サクサク動きます。
SIMカードは現地で買えることもあるけど
SIMカード自体は現地でも買えます。ただどこで買えるかが問題です。
例えば利用客の多いタイのスワンナプーム国際空港なら何箇所がSIMカードを売っている場所が何箇所かあります。
しかし、少しでもタイでもマイナーな空港なら売っていない可能性大です。空港についたらすぐにWi-Fiを使いたくても町中で苦労してSIMカードを手に入れなればいけないこと。
またスワンナプーム国際空港のように、空港でSIMカードが買える場合も、SIMカードの販売所はすごく混んでいることもあります。飛行機の長旅で疲れているのに待つのは嫌ですよね。
また、当然日本語の案内書もありません。また日本のアマゾンで買うようも全然安いということはありません。かえって高いものしか見つからないことさえあります。
SIMロック解除はサルでもできるほど簡単
ところで、SIMロック解除は難しいと思っている方はいないでしょうか?安心して下さい。とても簡単です。
あなたの持っているスマホも最近買ったものなら100%はSIMロック解除できるはずです。
かつては日本だけの事情でSIMロック解除できない携帯電話が多く存在しましたが、2015年から法令により各キャリアでスマホ・携帯電話のSIMロック解除が義務化されています。
2019年現在、たいていの機種は買ってから100日しないとSIMロック解除できないといういわゆる「100日縛り」が存在していますが、買ってから3ヶ月少々でどの機種もSIMロック解除できます。
SIMロック解除はドコモショップにやってもらうと3,000円とかか取られたります。
それゆえ勘違いする人がいますが、SIMロック解除は信じられないくらい簡単で誰でもできます。
SIMロック解除について書かれたサイトはいくらでもあるので参考にして下さい。技術的なハードルはなく、時間もあまりかからず、有料サービスにしているのが信じられないくらいです。
中国旅行には旅行前に日本でSIMカードを買った方が良い3つの理由!
中国ではLINEも、Twitterも、Googleも、フェースブックも使えない
知らない人には意外かもしれませんが、中国ではLINEも、Twitterも、Googleも、フェースブックも使えません。
Googleが使えないということは、YouTubeも見えません。Gmailも使えません。皆さんにはあまり関係ないかもしれませんが、ブロガーだったらグーグルアドセンスもグーグルアナリティクスも使えません。
旅行中にホテルのWi-Fiだけだとこれらはまず使えません。
ただ規制を避ける方法はいくるかあるので、中国在住の中国人全員がこれらは使っていないわけではありません。
方法はいくつかり、技術的な知識が必要なものもあってなにやら面倒に見えますが、旅行者は簡単に中国政府の規制をかいくぐることができます。
それは香港で作られた中国向けのSIMカードを使うことです。これを使うとネットワークが規制のない香港経由になります。
つまり、中国で使っていても香港で使っていることと認識されるので、中国の規制にひっかかりません。(中国政府の規制は中国国内のネット接続が対象)
自分が大連旅行で使ったのはこれです。
ホテルでネットを使っても知らないうちに中国政府検閲を受けている
2019年6月の大連旅行。SIMカードは日本のアマゾンであらかじて購入していので24H問題なくスマホを使えました。もちろん、日本の友達とも常時LINEをしていました。
しかしホテルでWi-Fiを使っていてある異変に気づきます。
自分のiPhoneにはSIMカードが入っていましたが、iPadはWi-Fiモデル。従って宿泊した日航ホテル大連のWi-Fiを使っていました。
最初はYahoo JAPANを見ていました。これは問題なくサクサク動きます。問題はサファリを使って「大連・マッサージ」と検索画面に入れた時です。
何やら探しにいっているようですが、何も表示されません。最初はホテルのWi-Fiが遅いせいかと思いましたが、もう一度Yahoo JAPANのページにするとさくさく動きます。
どうやら「大連・マッサージ」は検閲にひっかかっていたようです。
そして試しに「大連・グルメ」や「大連・観光」と入力すると時間はかかるもののページは表示されました。
どうやら中国の地名が入ると検閲が作動するようです。
試しに「バンコク・グルメ」と入力するとサクサク動きました。ふー。中国のネット規制は思った以上でした。
しかし、仕組みが分かった後に香港SIMカードの入ったiPhoneで「大連・マッサージ」と入力すると、もちろんサクサク表示されました。香港でやっているのと同じ理屈ですからね。
大連国際空港でSIMは売っていなかった
大連は行く前は大都市のイメージだったのですが、実際は日本の地方都市という感じでした。国際線ターミナルにはATMがなかったくらいで、SIMカードなど売っているはずもありません。
やはり日本で買ってからだと心配ない、問題ないですね。
というわけで、アジア旅行は安くて簡単で快適なSIMカードを事前購入しておくのがお勧めですが、中国では中国の特殊事情を避けるためにSIMカードの事前購入は必須と言えるかもしれません。