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しげPの「東京たべある記」

【ミシュラン3つ星料亭の機内食】シンガポール航空 SQ655便 福岡-シンガポールビジネスクラス搭乗記

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海外旅行が大好きなしげPです。特にアジアとヨーロッパが好き。イギリス留学経験あり(英検1級 TOEIC950)。ANAマイラー。メインブログが「東京たべある記」なので海外旅行でもグルメにはとことんこだわります。2019年、突如以前はほとんどしなかった国内旅行をするようになりブログのタイトルが危ぶまれています(笑)

シンガポール航空のビジネスクラスが往復99,000円!だった

かつて3回訪問しているシンガポール。数年間が空いたのでそろそろまた行きたいと思い2019年12月上旬頃からちょくちょくチケットの値段をチェックしていました。

ANAのシンガポール便がプレミアムエコノミークラスで諸税込みで10万4千円というチケットを発売していました。格安なのでこれでも良いかなと思っていたのですが、翌週に衝撃的な価格を発見します。

福岡発ですが、シンガポール航空のビジネスクラスがなんと10万円割れ!込み込みで99,000円くらいなんです。マジか?安すぎる。

シンガポール航空の最新機種であるボーイング787-10がデビュー1周年記念特別価格とのこと。(前年も同様の就航記念セールがあったようです)

シンガポール航空は年に1回くらい時折とんでもないセールをします。日頃はANAやJALと比較しても特段安いわけではないのですが。

そういえば2度目にシンガポールに行った時もシンガポール航空がエコノミー25,000円というセールをやっていてそれに飛びついたのを思い出しました。

唯一のネックは福岡発ですが、最近はすっかり国内旅行ずいているので福岡も旅行しちゃおうかとクリスマスの日に予約しました。実際の旅行は3月上旬です。

なお、格安のビジネスクラスの話をすると必ず新型コロナウィルスのせいで安くなったと勘違いする方がいますが、自分が予約した時点はコロナのコの字もなかったことを付け加えておきます。

 

 

シンガポール航空を利用するメリット

ANAマイラーの自分ですがシンガポール航空は同じスターアライアンス。マイルもしっかり貯まります。

【 今回の旅行で稼いだマイルとプレミアムポイント 】

・獲得マイル 3,511マイル*2 = 7,022マイル (予約クラスD 125%加算)

・プレミアムポイント 3,911*2  = 7,822 プレミアムポイント

やはりビジネスクラスだとでかいですね。プレミアムポイントも結構たまります。SFC(ANAの上級会員)の修行をする予定はないのですが、最近ANAが期間限定ですごいキャンペーンを始めました。

その内容は2020年1月1日から2020年6月30日の間、ANAおよびANAグループ運航の国内線・国際線全路線での搭乗について、通常の2倍のPP(プレミアムポイント)を付与するというものです。

新型コロナウィルスの影響をモロに受けているANAですが、修行僧向けの気配りをするとはさすが日本企業。

これならSFCの獲得に必要な5万プレミアムポイントもすぐと言いたい所ですが、現実的に今海外旅行をするのは不可能。

良いシナリオとしては5月中に新型コロナウィルスがある程度収束し6月に海外(クアラルンプールとか)に行ければ良いのですが。

日に日に海外旅行に行ける可能性が薄くなっているように感じます。それどころか国内旅行でさえも。

さて、シンガポール航空を利用するメリットはANAマイルがもらえることがだけではありません。福岡-シンガポール間で使われているのはボーイング787-10。ドリームライナーとも言われている機体です。

シンガポール航空はドバイのエミレーツ航空などと同様になるべく最新の機体を使う方針があります。古くなったものは他の航空会社に売ってしまうとか。

なので、エコノミークラスもそうですが、ビジネスクラスともなるとおそらく他の航空会社のビジネスクラスよりも格段に良いはず。

今までビジネスクラスはアリタリア航空とANAを利用したことがあるのですが、予想通り今回のシンガポール航空のものが最高でした。

機内設備だけでなく、京都の老舗料亭 菊乃井の「花恋暦」なるお弁当が最高に美味しかった!

 

 

SQ655便 福岡-シンガポールの概略

【 SQ655便の概略 】

・9:45 福岡国際空港 発 15:20 シンガポール チャンギ国際空港 着

・所要時間 6時間35分 (シンガポールと日本の時差は1時間) 毎日 運行

・機体 ボーイング 787-10 ドリームライナー

・コードシェアはANA NH6271便、VA(ヴァージン・オーストラリア航空)5607便

福岡国際空港 ラウンジ福岡の様子

福岡国際空港にあるビジネスクラスラウンジは「ラウンジ福岡」と「KALラウンジ」でKALを利用する以外は「ラウンジ福岡」を利用することになります。

「ラウンジ福岡」は広いわけでも豪華でもありませんが、食事やアルコールを含めたドリンクなど必要最低限なものは揃っている感じで決して印象は悪くありませんでした。

「ラウンジ福岡」の詳細については以下の記事をご覧ください。

 

 

SQ655便の当日の時間経過と機内設備

当日の時間経過

当日のおおよその時間経過を記しておきます。

【 シンガポール航空 SQ655便 福岡-シンガポールのおおよその時間経過 (全て日本時間) 】

9:15 優先搭乗開始
9:52 離陸 飛行機安定後すぐ ドリンクとサテー(前菜)が配られる
その際に日本人CAの方から11時に食事と告げられるが、かなり経ってから食事はシンガポールの11時(日本の12時)と訂正される
12時過ぎ 食事
15:40 (現地時間14:40) 着陸

到着予定時刻より40分ほど早くシンガポールに到着しました。

シンガポール航空 SQ655便の機体 (ボーイング787-10)@福岡国際空港

 

機内の状況と設備

このSQ655便はガラガラでした。座っている人は2割弱の感じ。

この豪華な空間を貸し切りに近い状態です。

ただ帰りのSQ656便は7割以上埋まっていて、空いている感じはありませんでした。

横4列で中央がペアシート。

自分は1用の窓際に席に。ディスプレイややや大きめという感じでしょうか?

スペースは十分。ANAやアリタリア航空のビジネスクラスもボックス型でしたが、それより一回り大きく感じます。

新しくきれいな椅子ですが、このシートベルトはきちんとつけると何か胸に食い込むような感じがします。

まあシートベルトを付けているのが離着陸の時だけなので問題ないのですが。改めて日本製のすごさを実感します。

靴下とスリッパは持ち帰れるようになっていました。

スリッパだけ持ち帰りシンガポールのホテルで利用しました。

こちらのコントロールパネル。

手を触れるとこのように電光掲示されます。最初は使い方がわからずCAさんに尋ねました。

使い方は至って簡単で180度のフラットベッドにするには ← のボタンを押すだけです。

ゲームやテレビのコントロールパネル。

搭乗時にディスプレイを見る習慣はないので使いませんでした。

また電源コンセント1つとUSBポートが2つありました。

テーブルはやはり広々としています。

トイレも広かったですが、ウォシュレットはなし。

ANAやJAL以外にウォシュレット付きの飛行機はないのでしょうか?

 

 

SQ655便の機内食

和食と洋食が用意されていましたが、和食はミシュランで三ツ星!を獲得したことのある京都の老舗料亭「菊乃井」の「花恋歴(はなこいれき)」という名のお弁当。

迷わずにこれにしました。いやぁ、美味しかった!今まで食べた機内食でダントツで最高!でした。

京都の老舗料亭 菊乃井 機内食のメニュー

SQ655便 ビジネスクラス 機内食 京都の老舗料亭 菊乃井の「花恋暦」のメニュー

SQ655便 ビジネスクラス 機内食 京都の老舗料亭 菊乃井の「花恋暦」

 

【 SQ655便 機内食 京都の老舗料亭 菊乃井の「花恋暦」 (はなこいれき) 】

先付:海老松風、空豆甘煮、花びら百合根
向付:〆鰈、蕨、ラディッシュ
口取り:鳴門穴子、こごみ、いわし梅煮
そば:桜そば、菜種、錦糸玉子

焼物:鰈(かれい)の菜種焼き、新玉葱ピクルス、タラの芽
炊き合わせ:筍、鯛の子黄身揚げ煮、蕗(ふき)、木の芽、人参
和え物:木の芽和え、烏賊、独活(うど)、筍、花びら百合根
御飯:ちりめん山椒御飯
香の物:いろいろ
留椀:味噌汁
水物:桜アイスクリーム

なおこちらは洋食メニューです。

SQ655便 ビジネスクラス 機内食・洋食のメニュー

 

 

ドリンク

ビジネスクラスと言えばシャンパン一択です。ただこの後少しありがた迷惑?な恐ろしい状況が待っていました。

以下の2枚の写真の違いが分かりますか?

1枚目は1杯目のシャンパン。2枚目は3,4杯目のシャンパン。何れも注いでもらってすぐに撮った写真。

そう明らかに泡が少なくなっています。どうやらシャンパンを頼んだは自分だけだったみたいで、なくなるとすぐに注いでくれます。シャンパンは持ち越すことができないですからね。

1人過剰なくらい親切なCA(おそらくマレー系)の方がいて、しかも客がいなくて暇なせいかそれこそ5分おきくらいに注ぎにきてくれます。

機内だと結構くるんですよね。4杯目で流石にギブアップ。

味はまあ美味しいですが、そこまで高いシャンパンではないのでは?と思います。銘柄は忘れましたが。何度も飲んだことがあるヴーヴクリコやモエシャンドンよりは落ちる気がしました。

そしてビールはタイガービール。

久しぶりに結構機内で飲んでしまいました。

こちらは食後の紅茶。そうシンガポールが誇るTWG。マリアージュフレールのパクリ?とも言われるクソ高い紅茶です。

高い分美味しいかは分かりませんが、美味しい紅茶であることには間違いありません。

さきほどの親切なCAさんにTWGに「TWGは素晴らしい。最高の紅茶だ」と社交辞令で褒めるとなんと後で10個ほどのTWGティーパックをもらいました。買うと2~3,000円?くらいするはず。

ありがたく頂戴しました。

たまたまでしょうが、ビジネスクラスってこんな思わぬサービスがあるんですね。

 

 

機内食

SQ655便 ビジネスクラスの機内食「チキンとビーフのシンガポール風サテー(玉ねぎ、キュウリ、ピリ辛ピーナッツソースを添えて)」

チキンとビーフのシンガポール風サテー(玉ねぎ、キュウリ、ピリ辛ピーナッツソースを添えて)

 

安定飛行してすぐに出されたサテー。マレーシアの料理ですね。甘いも辛いもスパイスもあり面白い味付けですが、鶏はややパサついていました。

そして、離陸後1時間くらいで食事だと告げられたものの、CAさんの勘違いで離陸後2時間くらいで出された花恋歴。

お弁当もみそ汁も蓋付きです。

いやいや、色鮮ですごいな。

SQ655便ビジネスクラスの機内食 京都の老舗料亭 菊乃井の「花恋暦」

SQ655便ビジネスクラスの機内食 京都の老舗料亭 菊乃井の「花恋暦」

全部美味しかったですが、印象に残ったのは鳴門穴子(巻いたもの)。

あと、筍も甘さがしっかりで美味しい。

そして1番美味しかったのは鰈(かれい)の菜種焼き。

鰈(かれい)の菜種焼き@SQ655

 

菜種焼きというのは卵の黄身を用いた焼き物だそうですが、焼き加減が最高。薄味で主張がない分しっかりとカレイの美味しさが味わえます。

ちなみにピンクのそばは桜の花のパウダーを練り込んだもの?独特の風味がありました。

食後にフルーツ。

いくつか持ってきてくれます。デコポンみたいなやつやりんごなどありましたが、食べやすそうなものを選択。

いちごはしっかり甘かった。

そしてデザート。最後にとんでもないものが待っていました。

桜アイス。美しいし美味しそう。お茶という最高の相棒付き。

桜アイス@SW655

 

いや、めちゃくちゃ美味しいんだけど!

桜の花びらを用いた、桜アイス。塩味が絶妙に効いていて濃厚な旨味がなんとも言えない。

いやぁ、人生最安のビジネスクラスは機体設備も機内設備も最高でした。シンガポール航空様、ありがとうざざいました。

新型コロナウィルスの問題が収束して平和な旅行ができるようになったらまたお得なキャンペーンよろしくお願いします。

 

 

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