市内から30分!見所がコンパクトにまとまった【太宰府】天満宮を詳しく解説
今回の内容
3時間であれば大丈夫?福岡市内から電車で30分。太宰府天満宮はコンパクトにまとまっている
さて、今回の福岡旅行。自由な時間は午後のみ。しかも翌日は早朝からシンガポールに行くのであまり無理はしたくありません。
なので大宰府は出来れば行きたかったのですが、市内から遠い、あるいは見どころが点在してるなら次回に回そうかと思っていました。
しかし、大宰府は西鉄に乗れば西鉄福岡から大宰府までは電車でわずか30分ほど。しかも大宰府駅の目の前が参道。更に見どころはコンパクトにまとまっていることが分かりました。
これなら3時間あれば大丈夫そうという事で大宰府行きを決定。
実際に電車でも往復時間も含めて3時間ほどであまり疲れずに存分に大宰府の見どころ満喫できました。
ところで最近すっかり国内旅行情報館になっている弊サイトですが、各地の名勝はそこそこ市内からは遠い事が多い。
香川の金毘羅さんは、市内から電車で1時間。更に参道まで徒歩10分。そしてメインの石段は御本宮まで785段。
また奥社まではなんと1,638段!
めちゃくちゃ疲れました。時間も有に半日以上消費。
また、那覇の首里城。市内からゆいレールに乗れば30分くらいですが、駅から首里城まで歩いて15分。更に首里城付近の観光名所はものすごく点在。3万歩以上歩いてこちらもめちゃくちゃ疲れました。
こちらも最低でも半日は必要な感じ。
それと比べると大宰府の優秀さが分かります。ついでに福岡空港はほぼ福岡市内にあるし、福岡はとても移動がしやすい街でした。ここまで観光客に優しい都市は珍しいのではないでしょうか?
太宰府天満宮とは?
ウィキペディアから引用させて頂きます。
太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)は、福岡県太宰府市宰府(さいふ)にある神社。旧社格は官幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。神紋は梅紋である。菅原道真(菅原道真公、菅公)を祭神として祀る天満宮の一つ(天神様のお膝元)。初詣の際には九州はもとより日本全国から毎年200万人以上、年間にすると850万人以上の参詣者がある。現在、京都の北野天満宮とともに全国天満宮の総本社とされ、また菅公の霊廟として篤く信仰されている。
太宰府天満宮は学問の神様と言われる菅原道真が祀られいるのは知っていましたが、全国天満宮の総本社なんですね。
見所といえば何と行っても御本宮だと思いますが、いくつか調べてみました。
鳥居から遠くない境内にある心という字をかたどった心字池にかかかる赤い橋。過去・現在・未来を表してるとか。
また御神牛と呼ばれる牛の像は複数あるようですが、なんと御神牛の頭を撫でると賢くなれるそうです。これはなでまくらないと。
また麒麟や鷽の像。これは見逃せないですね。
また参道では梅が枝餅という餅菓子がとても有名で1つ130円で買えるとか。またここにしかないおしゃれなスターバックスコーヒーがあるそうです。これも行きたいな。
ということで、大雑把ですが見所を確認してから電車で太宰府天満宮を目指しました。
太宰府天満宮の行き方
地下鉄の天神駅から西鉄福岡までそこそこ歩きました。西鉄福岡駅(天神駅)で、てっきり太宰府行きがあると思っていたのですが、見当たりません。
その辺にいた車掌さんに聞くと西鉄二日市駅で乗り換えとのこと。二日市は特急も停まるようであの電車で行けば良いと教えてくれます。
これだ。人生初の西鉄。西鉄ライオンズという野球チームがあったのは知っていますが、自分の子供頃はすでに西武ライオンズ。懐かしい訳ではないですが感慨があります。
20分弱で西鉄二日市駅に到着。
ここからは観光地仕様の電車が待っていました。
「旅人号」ですか。大宰府までは5分ほどなのに特別仕様車とは。
車内の座席もそれなりに高級感があります。
ただ行きも帰りも旅人号かと思いきや、帰りは普通の電車でした。
太宰府天満宮の見どころ-太宰府駅・参道
さて、太宰府駅。着いた途端に風情を感じましたが、駅を正面から見てもこんな感じ。
カッコいい!それなりに歴史を感じます。
駅の目の前には参道が開けていました。
参道は全部で5分くらい。本当に近くて良いですね。
参道では名物の梅が枝餅を売っている店がたくさん。値段は一律130円。どこで買っても良かったのですが、有名という寺田屋で買うことにしました。寺田屋は鳥居の近くにあります。
そして、木組み構造を用いたデザインがおしゃれ!なスターバックスコーヒー太宰府天満宮参道店。
こちらは姉妹ブログの「東京食べある記」に詳しく書いたのでこちらをどうぞ!
さて、スタバの少し先に「壽庵寺田屋」を発見。
梅が枝餅を購入します。
特に食べるところはありませんでした。立ちながら食べている人も多かったですね。
梅の刻印が入っていますが、梅の味がする訳ではありませんでした。気になって後から調べてみましたがそれで正しいようです。
ちにみに寺田屋を選んばだ理由ですが、梅が枝餅は機械で作る店が多い中、ここは昔ながらの手焼きと聞いたから。機械で作っているのを見るのは楽しかったですが。
さて、鳥居が見えてきました。右は観光案内所です。
この地図を見ても太宰府天満宮がそこまでは広くないことが分かります。
橋の反対側には御神牛がありました。
後から調べると大宰府には10以上の御神牛があるそうです。自分が見つけれたのはこれを含めて3つでした。
太宰府天満宮の見どころ-太鼓橋、平橋・心字池
さて、鳥居をくぐって左に曲がるとすぐに太鼓橋が見えてきます。
こちらの池は心字池。「心」の字をかたどった池のことで日本国内に複数存在するとか。
太鼓橋は結構な急勾配。
最初の太鼓橋から、平橋、太鼓橋の順に、3つの橋が一列に続いています。太鼓橋は2つあるのですね。
境内の入り口側から順番に、過去・現在・未来を表しているとされ、これは「三世一念」という仏教の考え方に基づいているそう。
太鼓橋は急勾配ですが、渡ることで心身が清められるとされています。
ただ急ではありますが、階段のようになっているので難なく渡りきります。
子供の頃行った鎌倉に階段のない太鼓橋があり、つるつる滑って渡るのに苦労したことを思い出しました。
過去をクリアします。
そして現在は平なんですね。
「現在」がこんなに平坦なら嬉しいのですが。
現在を渡り切るとめちゃ渋い建造物が目に入ります。小さいけどなんとも言えない風格。
へぇー。重要文化財なんですね。
この他にもこれくらいのものはいくらでもありました。
さて、未来を渡り切ると先に楼門、その奥の御本宮も近づいてきます。
太宰府天満宮の見どころ-手水舎・麒麟の像、鷽(うそ)の像・御神牛
御参拝の前には、手水舎で手と口を清めます。
それにしても大きな岩。手水舎霊宝宝満山から切り出された一枚岩!と書かれています。
手を洗って一口水を飲んで前に進もうとしたら目につく銅像が。
うわっ、立派な麒麟の像です。
鷽は幸運を呼ぶ天満宮の守りど鳥とありますが、
これ?なんとも言えないユーモラスな感じです。
そして前に進むと御神牛が。
こちらはあまりテカテカしていません。
右の方にすごくテカテカした御神牛があります。
こちらが1番人気のようで頭をなでている人が多数。自分も気持ちを込めてしっかり撫でていきました。少しでも頭が良くなるといいなぁ。。
太宰府天満宮の見どころ-楼門
さて、楼門。色合いは首里城に似ています。
実はこの楼門、凝った作りなんです。
これが正面から見た楼門。
これがその背後から見た楼門。
分かりました?
行きは二重屋根、帰りは一重屋根。面白い!
光のせいで色合いも違いますが本来同じなはず。よく見るとびっくりですね。
太宰府天満宮の見どころ-御本宮
やはり御本宮は重厚感が違います。
地味な色ばかり使っているのに、色の組み合わせが素晴らしいですね。
またすごいエネルギーを感じます。パワースポットな感じが半端ない。
歴史を簡単に紹介すると、905年に菅原道真公のお墓の上に祀廟が建てられ、後の919年に醍醐天皇の勅命により現在に通ずる社殿を造営。
現在の建物は1591年に再建されたもので桃山時代ならでは豪壮華麗な様式になっている。とのことです。
もちろんおみくじはありますが、
絵馬の数が半端ない。
ほとんど受験生でしょうか。切実な願いが書き込まれていました。絵馬を飾るところは他にありました。学問の神様が祀られているのだからこれ以上の場所はないでしょうね。
太宰府天満宮の見どころ-大樟
御本殿から出た左側には大樟が。
遠くから見ても迫力がありますが、近くで見ても幹の太いこと。
この大楠は樹高39m。幹周り12.5m。国の天然記念物に指定されているそうです。
いかがでしたでしょうか?
もちろん、この他に見所はたくさんありますが、3時間という短い旅行でもこれだけ楽しめる太宰府天満宮。福岡ビギナーの福岡観光地としてお勧めです!